おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

泊原発で過酷事故なら、ニッポン人の食糧がアジャパー

2017年03月12日 | Weblog

午前7時の気温は今朝もマイナス14度。

スカッと晴れのお天気です。

日中はプラス6度とか7度にもなるのですが、相も変わらず寒い朝です。

雪上に小動物の足跡ありますけど、なんだろなぁ~

…ってたぶん、我が家のニャンコです。

さて、

東日本大震災から丸6年が経ちましたです。

1995年の阪神大震災では、復興もその後ズンズン進んだイメージがあります。

ところが東日本大震災の場合は、福島県を中心に復興・復旧があまり進んでおる感じがいたしません。

いまだに仮設住宅に住み、いまだに自宅にさえ戻れない人がいるためでしょう。

帰宅出来るようになりましたという地域もあるにはある。

だけど福島県では放射線の許容量がなんと20ミリシーベルトなのでござる。

原発事故がいまのことろ起きてない地域では、放射線量が年間1ミリシーベルトを超えると、国は住民に「避難」を促すことになっておる。

ところが、同じニッポン人が住む福島県では年間20ミリシーベルトでも大丈夫だと国はいう。

不思議な「ダブルスタンダード」がまかり通っておる。

こうでもしないと福島県には住めないってことでもござる。

そんな事態を生み出した福島第一原発は核燃料が溶け落ち、いわゆるメルトダウン状態ですけど、これを取り出すメドは立っておりません。

ロボットも壊れる始末で、「登山口まで来た」というけれど、いま生きておるニッポン人が「廃炉」を目にすることなどないような気がしますわ。

ご当地の30キロ圏内にある「北電泊原発」については、原子力規制委員会が10日に審査会合を開き、周辺では「地震の可能性を捨てきれない」と初の判断を示しておる。

規制委員会による独自の調査で、泊原発沖に海底断層があると示唆したわけ。

北電など電気事業者の主張を、規制委が全面的に覆すのは極めて異例だそうです。

まことにけっこう。

ニッポンの食糧基地にして、農業生産量が圧倒的に日本一というのが北海道なのです。

ですから万が一にも原発事故で北海道が汚染されたら、ニッポン国民の食糧が立ち行かないことになる。

2016年のデータによると北海道の農業産出額は11,852億円で、2位の茨城県の2倍という圧倒的な生産額なのだ。

コメの生産量も1位の新潟県に次いでいまや2位ですわ。

しかもこれが困ったことにたいした旨いコメなのです。

ニッポン人の食糧を担う北海道の農畜産物や海産物が放射線で汚染されたら、ニッポン国はアジャパーでないの?

先日の北朝鮮による4発のミサイル発射は青森県にある米軍三沢基地を想定したものという。

北朝鮮ミサイルが三沢基地に届くなら、泊原発に届いてもおかしくない。

トチ狂った北朝鮮の首領様が、三沢基地よりはるかにダメージの大きい泊原発をターゲットにする可能性だって急浮上する。

ニッポンの食糧基地を守るってことは「国家戦略上」最も大事なことではないのかね。

人的ミスによる過酷事故に、北朝鮮ロケットによる格納容器破壊、テロリストによる全電源喪失、大地震による津波での原発破壊、クラクラするようなリスクが泊原発にはごっちゃりあるんですわ。

本州のデパートで開催される「北海道物産展」は、他県の物産展とは動員力がまるで違うといいます。

安全で安心、しかも新鮮で旨い北海道の食糧が、原発事故で食えなくなったらどうするね!!

他県の方には申し訳ないけど、ここは北海道だけでも原発ゼロにしておかないとヤバいんでないの?

このまま速やかに泊原発を廃炉にし、ニッポン国の食糧基地としての北海道をしっかり守るべき。

原発ゼロこそ、ニッポン国の安全保障の要諦だと思うけど、どうよそのあたり!!