おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

森友「小学校申請中止」、南スーダン「PKO中止」、共通キーワードは「総理の辞任」!?

2017年03月11日 | Weblog

午前6時の気温はなんとマイナス14度。

キンキンに冷えております。

スカッと晴れのお天気で、写真のようにニセコアンヌプリは朝焼けに染まっておる。

寒いけど、気持ちいい朝でござる。

さて、

きのうは突然の出来事が相次いだ。

(1)森友学園の籠池理事長が「瑞穂の國小学校」の設置認可の申請を取り下げ。

(2)南スーダンに自衛隊を派遣しておる「PKO」の中止。

しかも2つの会見は、ほぼ同じ時間に行なわれておる。

どうやら安倍内閣には知恵者がいるらしい。

きのうはなんといっても、韓国の朴大統領が弾劾され、大統領職を辞することになるのかどうか、大注目を集める日だ。

テレビのトップニュースは韓国大統領の弾劾の行方でした。

しかもきょう3月11日は、あの東日本大震災が起きた3.11でござる。

きのうときょうの2日間は、そもそもニュースが盛りだくさんだった。

そんなこんなのきょうこの頃、小学校の「申請中止」と、PKOの「派遣中止」が同時進行だ。

この2つのニュースの注目度を下げた仕掛け人が、どこぞにいるような気がするのはおぢだけか?

仕掛け人は、安倍総理の取り巻きに多いという「経産官僚」か、はたまた小泉純一郎さんの秘書を務め、現在は安倍政権の特命担当内閣参与を務める「飯島勲」さんか?

安倍内閣の中心にいるどなたかが籠池理事長に引導を渡し、記者会見を開かせたと見るのが正しいのでしょう。

このまま籠池理事長がうだうだしておっては、国会での参考人招致か、証人喚問に追い込まれ、安倍内閣は大ピンチを迎える。

なにせ「私や妻は一切関わっていない。関わっていたら間違いなく、首相も国会議員も辞任する」と、安倍さんは「辞任」を口にしておる。

安倍内閣周辺と、籠池理事長の間で、なんらかの取引でもあったか、または「申請取り下げ」の強い要請でもあったか?

吹っ切れた表情の籠池理事長の表情がまことに印象的で、その一方、何言ってるのかがさっぱり分かんない記者会見でもござった。

そのほぼ同時間に開かれたのが、安倍首相による南スーダンPKO中止のぶら下がり会見でござる。

会見する安倍首相の目が泳いでおりました。

「5月末を目途(もくと)に」と正しい日本語を使っておりましたのでびっくり!!

「5月末をメドに」でいいんだろうけど、わざわざ目途です。

ついこの間、うんぬんをでんでんと読んだのにねぇ、、、

この会見でおぢが直感的に思ったのは、自衛隊員が「大けが」をしたか? もしくは瀕死の「重傷を負った」か? ってこと。

かの地に常駐する日本のマスコミ関係者はおりませんので、あそこでどんな戦闘が起きようとも、自衛隊による「大本営発表」に頼るしかないのが実情じゃ。

何があっても国民には、知る由もございません。

もしかして大規模な戦闘があって、ケガ人が出たか? と思ったわけ。

というのも2月1日の衆院予算委員会、ここで安倍首相はこう大見えを切った。

「南スーダンで自衛隊に死傷者が出たら、首相を辞任する覚悟だ」

ここでも安倍首相は「辞任」を口にしておる。

おぢにとっては「待ってました!!」の一言でしたけど、その後安倍首相は、余計なこと言っちゃって「失敗したなぁ~」と思っておったに違いない。

実際、防衛庁が隠ぺいしていた南スーダン派遣自衛隊の日報には「戦闘が起きた」とあった。

かの地の治安は日々悪化しているとみるのが正しい。

そこで、ここはもう自衛隊を撤収しないと「死傷者が出て、首相を辞任」が視野に入ってくる事態なのだろう。

そんなこんな、籠池理事長の国会招致が前門の虎なら、後門の虎はスーダン派遣自衛隊員の死傷だ。

安倍首相は「辞任」に関わる2件を、きのう「うまく切り抜けた」と思っておるのでしょう。

果たしてそうだろか?

愛媛県今治市が岡山理科大の獣医学部用に36億円相当の土地を無償譲渡した件が残っておる。

大学の経営者は、安倍首相のお友だちである加計孝太郎理事長じゃ。

36億円の土地を無償譲渡って、どうなんだ???

「憲法改正はなかなか難しいから、教育基本法を改正」したのは2006年の第1次安倍内閣だ。

これにより学校教育における規制緩和も進んで、今回の森友学園の小学校設立や岡山理科大の獣医学部設立に繋がるのですわ。

36億円の土地の無償譲渡を筆頭に、火種はくすぶり続けるのでござる。