おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「らくらくスマホ」の会社破綻にみるニッポン経済の凋落

2023年06月14日 | Weblog

午前6時になるところ。

曇り空で気温はプラス15度。

午後からは一時雨、最高気温22度の予想だ。

連日、外での作業日和なので、運搬機で1回分の薪割り作業を継続中だ。

体調は極めて良好。

前立腺がんと宣告されたこともコロッと忘れてる。

なにせ5年生存率が99%超ですから「死なないがん」、ゆえに調子こいてます。

治療方法もまだ決めてないし…

ところで、

「らくらくスマートフォン」などを手掛けるニッポンの会社FCNTが、前月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し受理された。

ようは多くの国民が所有するスマホ、そんな会社の経営が立ち行かなくなった。

これについて、真壁昭夫さんが「らくらくスマホ」の会社はなぜ破綻した? 富士通の携帯がたどった残念な末路」とダイヤモンドオンラインに掲載しております。

ようするに「FCNTの民事再生法は、わが国スマホ産業の凋落ぶりを象徴する」出来事らしい。

2007年頃から世界全体で、スマホが急激に普及したという。

米アップル、韓国のサムスン電子、中国のシャオミのシェアが拡大。

スマホの基本ソフト「OS」は、グーグルとアップル2社による寡占状態。

そんなこんなでニッポン国は「環境変化」に取り残されてまう。

ソフト・ハードウエアの両面でわが国の通信市場は「ガラパゴス化」したのだそうな。

数年前まで笑われながらガラケー使ってましたけど、すでにニッポン国では、スマホ市場そのものがガラパゴスだったのだ。

思い起こせば1990年代以降、トヨタを筆頭に「ハイブリッド車」が世界を席巻した。

技術大国ニッポンを象徴する出来事でした。

真壁さんは「それに続く高付加価値の商品が見当たらない」という。

世界を席巻し、ハリウッドの俳優さんまで贔屓にした「ハイブリッド車」を開発したトヨタですら、EV(電気自動車)ではテスラの後塵を拝しておる。

実際「バブル崩壊後の30年以上にわたり、日本全体で『現状維持の発想』がまん延している」と厳しく指摘しております。

ニッポン国を席巻するのが現状維持の発想では、国の先行き完全にアジャパーだ。

おぢに言わせれば、これはもはや「ニッポン病」のレベル。

日経平均株価は急上昇中ですけど、経済はスッカスカのカラッポではないのかね。

世界を席巻する新製品の開発こそ、ニッポン国の真骨頂、底力だと思うけど、どうよそのあたり???