まもなく午前6時になるところ。
けさも大雪、気温はマイナス9度。
今年の冬は、半月から1か月繰り上がって、いまは1月並みの寒さと雪になっとります。
予報によると、きょうも雪、最高気温はマイナス4度だ。
ってことで、これから朝食をいただいて、スキー場へ。
除雪はしんどいけど、それにしても、ふあふあのいい雪だなぁ~
写真はこの冬オープンした「ホテルニッコースタイルHANAZONO」です。
そんなこんな、
過日、余市町にある水産試験場の場長さんの講演「気候変動と余市の海・魚」を聞いてきた。
場長の星野昇さんこう申しておりました。
「最高級のフグやブリは、またたく間に漁獲量が全国一になりました」
北海道と言えば、サケやサンマでしたけど、いま漁獲量全国一はフグにブリだ。
「へぇ~」って話です。
先日、タレントの長嶋一茂さんが自身が経営する東京麻布十番のすし店で、熟成寿司ってのを紹介してましたけど、こん時のブリも北海道産だった。
去年夏、北海道の海の海水温は過去最高を記録したという。
このため従来の冷水性の魚に厳しいそうだ。
おかげさんで、甘エビは2010年ごろから、スルメイカは05年ぐらいから水揚げ量はダダ下がりという。
確かに旨いイカは、ここんとこ食べた記憶がない。
また夏の海水温に影響されるウニやコンブ、ホッケも厳しい状況だと解説しておりました。
一方、海水温が上昇したことで、南方系のブリやフグの女王と呼ばれる最高級品のマフグが獲れるようになったというわけ。
しかも漁獲量はいつのまにか全国一だ。
フグといえば、「本場下関」とかいうのは、申し訳ないけど昔話なのだ。
トラフグではなくて、あくまで女王のマフグの話ですけどね。
さらにコンブも獲れないとなると、ニッポン食の基本「うまみ」に関わる一大事だ。
これをエサにするウニも危うい。
こうなると漁師にも考え方を変えてほしいね。
サケなんぞもう大量には獲れないので、ブリを洋上でしっかり血抜きするなど工夫して、付加価値つけて美味しいブリで儲けるのがいい。
本州並みに美味しいブリが北海道内でも食べられるようにしてほしい。
フグ料理の店だって、道内のあちこちで開店するのがいい。
なにせ新鮮で大量に獲れるのだから、下関に送ってる場合ではないのだよ。
北海道の海は確実に変化した。
身の分厚い、しっかりした脂ののった大ぶりの真ホッケ、もう食べられないのかなぁ~