グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

サクノキ自生地を訪ねて

2012年11月09日 | 植物
以前、紹介させて頂いた伊豆諸島の固有種で絶滅危惧種のサクノキの自生地を
きのう久し振りに訪ねました。

同行してもらった仲間の中には、毎月のように通っている方も…。

島の東海岸は、海食崖が険しく、まさしく大島の秘境です。
海岸を見下ろす崖の上の森を抜ける小道を進みます。



谷筋の開けた所に出ると景色が変わりました。


秋の陽を浴びて伸びているサクノキの枝先では、
葉を落とし始め冬の準備が進行中でした。


低い場所で脇芽を出している株もあったり。


もう少し谷を登って、フノウの水源と言われる崖を見に行きました。

この辺りは、古い湖の底に積もって出来た水平な地層だそうです。
裏砂漠に降った雨が、ここへ湧き出していて、
動物園や泉津地区で利用されています。

今、ツワブキやイズノシマダイモンジソウが咲き始めていてキレイです(上手く撮れなかったので省略:涙)
イガアザミの花も盛り。


水源近くには、ハダカホオズキのかわいい赤い実。


ネバネバくっつき系で厄介なチヂミザサやヌマダイコンのタネ↓


名前が分からなかったのはコメナモミでした↓
これも粘ついてました。


とにかく、天候に恵まれて絶景を堪能した晩秋のひとときでした。


大島は広いなあ!!

(なるせ)
コメント
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