これまでダイビングに通って下さっていたSさんが、海に潜らない旦那様と一緒に、2日間のツアーをリクエストしてくれました。
一昨日は、雨&霧でした。
午前は雨の中を歩きましたが、昼食をはさんで歩きはじめた頃には雨が上がってきました。
「これはこれで幻想的だよね。」と、ポジティブなお2人。
雨の日ならではの景色も、いっぱい見つかりましたよ。
植物たちの赤い実が、雨に濡れて輝いていました。
通称「マムシグサ」の実。
鳥達に売れ行き良好みたいで、残りわずかでした。
メギの実もツヤツヤ。
雨上がりは特にキレイです!
きらきらススキ、雨バージョン。
ちょっと「風前の灯火」ですけれど・笑
霧がかかっていた方が、だんぜん幻想的な溶岩流上の景色。
イタドリ達が葉を落として、秋色になっていました。
シブイ~。
人型溶岩?(笑)
楽しそうです!
霧にかすむ森。
夢の世界にいるようです。
森の中のキラキラ。
「これはスゴイ!」とSさん。
さらに足もとには…
風車みたいなキッコウハグマの花!
1cmもないような花が数個、ひっそりと咲いていました。
暗い森の中でこういう小さな花に出会うと、貴重な宝物を見つけたような気分になります。
黒い溶岩と、霧にかすむ森の木々。
この景色の中にいると、心静かな満ち足りた気持ちになるのは、私だけでしょうか?
さて、昨日です。
9時頃から晴れの予報だったので「よ~し、今日は火口を見に行くぞ~。」と計画して、お2人を迎えに行きました。
そうしたら、山は濃霧でした。
ありがちだ…。
で予定を変更して、ゆっくり裏砂漠に向かいました。火口よりは多少標高が低いから、早く霧が晴れるかもしれないし、霧でもその動きを楽しめるはず…と思ったのです。
裏砂漠は、白と黒の世界でした。
「なんにも見えないね。」
と言い合いながらも、なぜか笑顔のお2人。
すばらしいです!
旦那さんは松本清張の「風の息」も読まれているとのことで、1952年に起きた「もく星号墜落事故」のことをご存知でした。濃霧の中、事故者の碑に手を合わせた時に不思議なことが起こりました。
後光が射すかのごとく、突然太陽が現れて碑を照らしたのです!
そして…
一瞬だけワ~っと霧が晴れて、黒い砂漠が見えました。
あまりのタイミングに、全員驚きました。
「奇跡ですよね。」みんなで一瞬見えた遠くの景色と青空を語りながら、帰路につきました。
そうしたら、なんと!
途中で霧がどんどん晴れて来るではないですか!
「このまま帰って青空が出たら残念すぎる。せっかくの奇跡も奇跡ではなくなってしまう…」
散々迷った結果、引き返すことに決めました。
火口を見るために3往復したことがありますが、裏砂漠2往復は初記録です!(笑)
戻った私たちが見た景色は…
「わぁ~!」
「すごい~!!」
「霧が消えていく瞬間を見ちゃった~!」←これは私。
霧が消え去ったと思ったら、今度はゴォ~っと風が唸りはじめました。
「うわ~。すごい風!」
よろめくほどではないので大島にあっては「強風」とは呼べないかもしれませんが、それでもかなりな迫力です。全身で風を受けて、耳元で風の唸る音を聞くなんて、なかなかできない体験ですよね!
風の音とともに雲もどんどん形を変え、山に帽子をかぶせたり、再び消えて行ったり…。
大迫力の動画の世界でした。
広大な景色に見とれ、霧や雲の動きに圧倒され、風を体で感じた裏砂漠。
裏砂漠らしい要素が全て、ギュッと凝縮したような時間でした。
あまりのめまぐるしい変化に、全員興奮状態でした。
(皆この後ずっと「すごかった」という言葉を、うわごとのように繰り返していました。)
お2人は「もう次は裏砂漠は行かなくて良いかも。今日が最高だったから。今日を“裏砂漠の思い出”としてずっと、そのまま取っておきたい。」とおっしゃっていました。その気持ち、わかります。
めまぐるしく変化する天気の中を歩いた2日間のツアーですが、
港に着いた時には、それまでの天気がウソのような青空が広がっていました。
唯一、私の髪の毛が裏砂漠の風を証明してます・笑
まさに「地球を丸ごと体感」した、ジオツアーでした。
(カナ)
一昨日は、雨&霧でした。
午前は雨の中を歩きましたが、昼食をはさんで歩きはじめた頃には雨が上がってきました。
「これはこれで幻想的だよね。」と、ポジティブなお2人。
雨の日ならではの景色も、いっぱい見つかりましたよ。
植物たちの赤い実が、雨に濡れて輝いていました。
通称「マムシグサ」の実。
鳥達に売れ行き良好みたいで、残りわずかでした。
メギの実もツヤツヤ。
雨上がりは特にキレイです!
きらきらススキ、雨バージョン。
ちょっと「風前の灯火」ですけれど・笑
霧がかかっていた方が、だんぜん幻想的な溶岩流上の景色。
イタドリ達が葉を落として、秋色になっていました。
シブイ~。
人型溶岩?(笑)
楽しそうです!
霧にかすむ森。
夢の世界にいるようです。
森の中のキラキラ。
「これはスゴイ!」とSさん。
さらに足もとには…
風車みたいなキッコウハグマの花!
1cmもないような花が数個、ひっそりと咲いていました。
暗い森の中でこういう小さな花に出会うと、貴重な宝物を見つけたような気分になります。
黒い溶岩と、霧にかすむ森の木々。
この景色の中にいると、心静かな満ち足りた気持ちになるのは、私だけでしょうか?
さて、昨日です。
9時頃から晴れの予報だったので「よ~し、今日は火口を見に行くぞ~。」と計画して、お2人を迎えに行きました。
そうしたら、山は濃霧でした。
ありがちだ…。
で予定を変更して、ゆっくり裏砂漠に向かいました。火口よりは多少標高が低いから、早く霧が晴れるかもしれないし、霧でもその動きを楽しめるはず…と思ったのです。
裏砂漠は、白と黒の世界でした。
「なんにも見えないね。」
と言い合いながらも、なぜか笑顔のお2人。
すばらしいです!
旦那さんは松本清張の「風の息」も読まれているとのことで、1952年に起きた「もく星号墜落事故」のことをご存知でした。濃霧の中、事故者の碑に手を合わせた時に不思議なことが起こりました。
後光が射すかのごとく、突然太陽が現れて碑を照らしたのです!
そして…
一瞬だけワ~っと霧が晴れて、黒い砂漠が見えました。
あまりのタイミングに、全員驚きました。
「奇跡ですよね。」みんなで一瞬見えた遠くの景色と青空を語りながら、帰路につきました。
そうしたら、なんと!
途中で霧がどんどん晴れて来るではないですか!
「このまま帰って青空が出たら残念すぎる。せっかくの奇跡も奇跡ではなくなってしまう…」
散々迷った結果、引き返すことに決めました。
火口を見るために3往復したことがありますが、裏砂漠2往復は初記録です!(笑)
戻った私たちが見た景色は…
「わぁ~!」
「すごい~!!」
「霧が消えていく瞬間を見ちゃった~!」←これは私。
霧が消え去ったと思ったら、今度はゴォ~っと風が唸りはじめました。
「うわ~。すごい風!」
よろめくほどではないので大島にあっては「強風」とは呼べないかもしれませんが、それでもかなりな迫力です。全身で風を受けて、耳元で風の唸る音を聞くなんて、なかなかできない体験ですよね!
風の音とともに雲もどんどん形を変え、山に帽子をかぶせたり、再び消えて行ったり…。
大迫力の動画の世界でした。
広大な景色に見とれ、霧や雲の動きに圧倒され、風を体で感じた裏砂漠。
裏砂漠らしい要素が全て、ギュッと凝縮したような時間でした。
あまりのめまぐるしい変化に、全員興奮状態でした。
(皆この後ずっと「すごかった」という言葉を、うわごとのように繰り返していました。)
お2人は「もう次は裏砂漠は行かなくて良いかも。今日が最高だったから。今日を“裏砂漠の思い出”としてずっと、そのまま取っておきたい。」とおっしゃっていました。その気持ち、わかります。
めまぐるしく変化する天気の中を歩いた2日間のツアーですが、
港に着いた時には、それまでの天気がウソのような青空が広がっていました。
唯一、私の髪の毛が裏砂漠の風を証明してます・笑
まさに「地球を丸ごと体感」した、ジオツアーでした。
(カナ)