グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

黄色い花たち

2012年11月23日 | 植物
東京竹芝桟橋からの夜行船で帰島しての見出し写真です。
今朝は岡田港に接岸し、大勢のお客さんが降り、荷物の積み下ろしが行われていました。
この後、かめりあ丸は、利島・新島・式根島・神津島へ向かいます。

3連休の初日で、船は満席。
席なしで、仕方なく甲板や通路で寝ている方も多かったです。

夏には4時でも明るくなっていたのに、
6:00少し前でしたが、まだ、こんなに暗かったです。
このところ、すっかり夕暮れも早くなりました…。


薄暗い場所でも、辺りを明るくしてくれるのが、
この時季にいろいろな所で咲いている黄色い花々ですねー。

海岸近くでは、やはり、

こちら↑のイソギクですね。
お好きな方は庭先に植えています。
晩秋からが出番という感じで、寂しくなった海岸を彩ってます!

こちら↓も、海岸付近の林床などにも多い、

ツワブキですが、やはり大島のものを見ると元気です!
都心でも、郊外でもツワブキを見掛けますが、
生き生きとしていないのは、どうしてでしょう?
足りないものがあるとすると、潮風ですか?

もう、花の時季が少し終わりかけているかな?

この↑、ワダンの花も海岸から海を覗くように咲いています。
次々と、いつまでも花期が長く感じられます。

砂浜では、ハナグルマの黄色い花が終わって、
見つかりませんでしたが、こちら↓の、

ハマニガナの花は残っていました。
比較的、砂の移動が少ない海浜、元町の弘法浜に多く見られる野草です。

葉の形や葉の付き方も違いますが、ワダンの花によく似ているのが、
こちら↓の、

こちら↑の、ヤクシソウの黄色い花です。
かたまって咲いている所を見つけるとなぜか嬉しくなります。

数は少ないですが、まだ、あるところにはある、

和名を八丈秋の麒麟草と書きます。
伊豆諸島のもので、背丈が30センチ程と短く、
葉が厚く光沢のあるものは準固有種のハチジョウアキノキリンソウ。

花ではないけど、

6~7月の花の時も黄色かった、
果実が黄色いものをキミノセンリョウというそうです。

まだまだ他にもあります、黄色い花を探してみては?


【きょうのオマケ】先週のホオズキの続き。
こぼれタネで自然に出てきたものだそうです。

ホオズキの袋は、網状になって実を守っているのかな?

(なるせ)
コメント
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