ガイドをしていると、お客様に「!」と思うようなものを見つけてもらうことがよくあります。特に“自然の中から面白いものを見つける目”を持った方達と歩くと、驚きの連続です。
先週末もそうでした。
仕事で大島に通っているSさんと、素敵な水中写真を撮るダイバーのGさんが次々に“面白いもの”を発見してくれました。
まずはSさんが雨上がりの海岸近くの森で見つけた“帽子をかぶった人の顔”?
火山灰の壁を雨が削ってこの模様を作ったようです。
直前まで降っていた雨が作った新作でしょうか?
なんとも可愛い表情ですよね。
三原山では…「ススキが紅葉してる!」
Sさんの言葉で良く観察したら、確かに数mの範囲だけ他よりも赤くなっていました!
ススキって赤くなるんだ…。
今まで注目したこと、ありませんでした。
「ここは日当りが良くて夜かなり冷えるという条件が揃っている場所なのではないか?」と、Sさんはしきりに「ススキの紅葉の理由」を推理していました。探究心がスバラシイです!
あ、Gさんが何かを見つけたようです!
何を撮っているのでしょう?
見に行ってみました。
なるほど~これですか!
黄色くなって散る直前のカジイチゴの葉が1枚、地面から伸びていました。
今年地上に出て来たばかりの若い葉ではないでしょうか?
こんなに小さくても、立派に役目を終えたのですね。
かわいいっす。
午前中の早い時間に、三原山に登りはじめた私たち。
「この角度から鳥居を見るのも良いよね。」
同感です。
大きな溶岩の塊と三原神社の鳥居に太陽の光が降り注いでいました。
前日の雨のためか、この日の三原新山からは噴気がいっぱい立ちのぼっていました。
(全然なにも出ていない日も結構あるのですが…)
黒い溶岩の山全体から白い噴気がモクモク上がっている風景は、まさに“火の山”。
3人でしばらく見とれました。
さて、この日は雨の後に三原山の麓の「幻の湖」に水が溜まっていだろうと予測して西側斜面を下りました。ところが水はほとんど引いてしまって、ほんのわずかな水しか残っていませんでした。
「?」
まあ、いいか…。
水が引いた後の粘土質の土壌は、しっかり固まっていて鏡のように光っていました。
何とも不思議な感覚。
光る地面を歩き回って遊んでいたら、またSさんが面白いものを見つけました。
ハート型の足跡です!
いったい誰がこの足跡をつけたのだろうと、皆で頭をひねりました。
「キョンかなぁ?」「たぶん…」
三原山の後に、生物好きのGさんの被写体をさがして、海岸沿いの薮に立ち寄りました。
「ナスカの地上絵みたいだ。」とSさん。
「絵描き虫」とか「字書き虫」と呼ばれるハモグリバエやハモグリガの幼虫の食痕です。
葉脈は固くて食べにくいらしく、そこを避けて食べてすすんで行くようですね。
Gさんは、もっと大作を見つけていました。
「すご~い!」
気温が下がってきたためか、虫の姿もほとんど見なくなりましたが、今花盛りのイソギクの周りにはハナアブ達が大集合していました。体にいっぱい花粉をつけて、夢中で蜜を吸っていました。
「そりゃ~、そうだよ。ケーキバイキングだもんね。食べ放題だよ!」とSさん。
なるほど。
と、まあこのように、お二人の眼力(?)と感性に、楽しい時間を過ごしました。
あれ?
ところでガイドって誰だっけ?(笑)
(カナ)
先週末もそうでした。
仕事で大島に通っているSさんと、素敵な水中写真を撮るダイバーのGさんが次々に“面白いもの”を発見してくれました。
まずはSさんが雨上がりの海岸近くの森で見つけた“帽子をかぶった人の顔”?
火山灰の壁を雨が削ってこの模様を作ったようです。
直前まで降っていた雨が作った新作でしょうか?
なんとも可愛い表情ですよね。
三原山では…「ススキが紅葉してる!」
Sさんの言葉で良く観察したら、確かに数mの範囲だけ他よりも赤くなっていました!
ススキって赤くなるんだ…。
今まで注目したこと、ありませんでした。
「ここは日当りが良くて夜かなり冷えるという条件が揃っている場所なのではないか?」と、Sさんはしきりに「ススキの紅葉の理由」を推理していました。探究心がスバラシイです!
あ、Gさんが何かを見つけたようです!
何を撮っているのでしょう?
見に行ってみました。
なるほど~これですか!
黄色くなって散る直前のカジイチゴの葉が1枚、地面から伸びていました。
今年地上に出て来たばかりの若い葉ではないでしょうか?
こんなに小さくても、立派に役目を終えたのですね。
かわいいっす。
午前中の早い時間に、三原山に登りはじめた私たち。
「この角度から鳥居を見るのも良いよね。」
同感です。
大きな溶岩の塊と三原神社の鳥居に太陽の光が降り注いでいました。
前日の雨のためか、この日の三原新山からは噴気がいっぱい立ちのぼっていました。
(全然なにも出ていない日も結構あるのですが…)
黒い溶岩の山全体から白い噴気がモクモク上がっている風景は、まさに“火の山”。
3人でしばらく見とれました。
さて、この日は雨の後に三原山の麓の「幻の湖」に水が溜まっていだろうと予測して西側斜面を下りました。ところが水はほとんど引いてしまって、ほんのわずかな水しか残っていませんでした。
「?」
まあ、いいか…。
水が引いた後の粘土質の土壌は、しっかり固まっていて鏡のように光っていました。
何とも不思議な感覚。
光る地面を歩き回って遊んでいたら、またSさんが面白いものを見つけました。
ハート型の足跡です!
いったい誰がこの足跡をつけたのだろうと、皆で頭をひねりました。
「キョンかなぁ?」「たぶん…」
三原山の後に、生物好きのGさんの被写体をさがして、海岸沿いの薮に立ち寄りました。
「ナスカの地上絵みたいだ。」とSさん。
「絵描き虫」とか「字書き虫」と呼ばれるハモグリバエやハモグリガの幼虫の食痕です。
葉脈は固くて食べにくいらしく、そこを避けて食べてすすんで行くようですね。
Gさんは、もっと大作を見つけていました。
「すご~い!」
気温が下がってきたためか、虫の姿もほとんど見なくなりましたが、今花盛りのイソギクの周りにはハナアブ達が大集合していました。体にいっぱい花粉をつけて、夢中で蜜を吸っていました。
「そりゃ~、そうだよ。ケーキバイキングだもんね。食べ放題だよ!」とSさん。
なるほど。
と、まあこのように、お二人の眼力(?)と感性に、楽しい時間を過ごしました。
あれ?
ところでガイドって誰だっけ?(笑)
(カナ)