昨日午後4時から8時頃まで、「地学史研究会・伊豆大島ジオパーク研究会、合同シンポジウム」が開催されました。大島からは4名の演者が出て、1950年~1951年の噴火体験、1986年の噴火体験を語り、地学史研究会からは火山研究の歴史など、専門家の立場での講演が行われました。

このような機会に島外からいらした皆さんのお話を聞けるのは、とてもありがたいです。
質問も色々出ていました!
そして今日は、シンポジウムに参加された地学史研究会の方達の「ジオパーク見学会」をガイドさせていただきました。
最初の予定では三原山周辺を歩き、波浮港、地層大切断面を回ることになっていたのですが、山頂は…
これ!

濃霧でした!
さらに強風!!
で、予定を変更し、ジオパーク展でスライドをもとに三原山でのガイドコースを紹介したあと、温泉ホテル駐車場の路頭へ。

前日のシンポジウムで話題になった、西暦838年・神津島噴火の火山灰層(白線の部分)を観察したり、「ここは〇〇が起きたんだよ」と、皆さんそれぞれで観察。
この後、風を避けて樹海の中へ。

森の中でも溶岩を観察されていました。
樹海を出たら、霧が晴れていました。

一瞬、火口展望所に戻ろうかと思いましたが、三原山はまだ霞んでいました。黄砂?花粉?霧?…とにかくぼんやりしていて、山腹の割れ目噴火口も見えなさそうだったので、潔く諦めて南部へ。
南西風のあたらない筆島を目指しました。
さて筆島では、このような初めて見るスケールも登場しました!
長さの他に、鉱物の結晶がどのぐらい混ざっているかも量れるようです。

「この火山豆石すごく発達しているなぁ。3重構造になっている!」と説明してもらいました。
正直よくわかりませんでしたけれど(笑)「そういう見方をするのか~。」と、そのことが面白かったです。
「時間がないから帰るよ~。」という声が響く中、名残惜しげに観察を続ける皆さんです。

たぶんこの場所で1時間いても飽きない方達なのだと思います。
(滞在時間が少なくて、スミマセン~。)
全員の集合写真は地層大切断面の前で。

やっぱり地学(史)研究会の方達の集合写真はこの場所でしょう!
地層の上の方で、乱れている場所があって「あそこはたぶん氷河期の地層だと思いますよ。調べておいてください。」と宿題も出されました。写真の右上から左下にかけての部分です。

もしかしたら以前、火山専門家の方に聞いた事あったかも…?←記憶おぼろげ。
再確認しなくちゃ。
最後の立ち寄り場所は、元町溶岩流でした。
今回のツアーに参加されていた新聞社の方の希望で、溶岩流の先端にも行ってみました。
1986年噴火の際、迫ってくる溶岩に消防の方達が海水をかけ、溶岩を固めようとしたという現場です。
すっかり森になっていますが、最近、枝が払われて見えやすくなったようです。

ある程度高さがある溶岩は、なかなかの迫力です。
「民家まで200mに迫ったらしいですよ」とお話した直後…「あ、あそこに家が見える」との声が!
すかさず新聞社の方が、塀をよじ上って写真を撮りに行きました。

素早い身のこなし、さすがです!
どんな写真が撮れたのでしょうか?
行程中、大島らしい春もいっぱい見つかりました。
溶岩の上に咲く、可憐なシチトウスミレ。

毛むくじゃらの動物みたいな、シダ(たぶんアスカイノデ)の新芽。

木から垂れ下がるスズランのようなハチジョウキブシは、写真を撮られている方も多かったです。

心配していた船の欠航もなく、午後1時少し過ぎに港で解散になりました。

今回は1カ所の滞在時間が短くて、少し残念でした。
こんどは1カ所1時間ぐらいタップリ時間をとって、大島のジオを楽しんでいただきたいです。
地学史研究会の皆様、ありがとうございました。
ぜひまた、いらしてください~。
(カナ)

このような機会に島外からいらした皆さんのお話を聞けるのは、とてもありがたいです。
質問も色々出ていました!
そして今日は、シンポジウムに参加された地学史研究会の方達の「ジオパーク見学会」をガイドさせていただきました。
最初の予定では三原山周辺を歩き、波浮港、地層大切断面を回ることになっていたのですが、山頂は…
これ!

濃霧でした!
さらに強風!!
で、予定を変更し、ジオパーク展でスライドをもとに三原山でのガイドコースを紹介したあと、温泉ホテル駐車場の路頭へ。

前日のシンポジウムで話題になった、西暦838年・神津島噴火の火山灰層(白線の部分)を観察したり、「ここは〇〇が起きたんだよ」と、皆さんそれぞれで観察。
この後、風を避けて樹海の中へ。

森の中でも溶岩を観察されていました。
樹海を出たら、霧が晴れていました。

一瞬、火口展望所に戻ろうかと思いましたが、三原山はまだ霞んでいました。黄砂?花粉?霧?…とにかくぼんやりしていて、山腹の割れ目噴火口も見えなさそうだったので、潔く諦めて南部へ。
南西風のあたらない筆島を目指しました。
さて筆島では、このような初めて見るスケールも登場しました!
長さの他に、鉱物の結晶がどのぐらい混ざっているかも量れるようです。

「この火山豆石すごく発達しているなぁ。3重構造になっている!」と説明してもらいました。
正直よくわかりませんでしたけれど(笑)「そういう見方をするのか~。」と、そのことが面白かったです。
「時間がないから帰るよ~。」という声が響く中、名残惜しげに観察を続ける皆さんです。

たぶんこの場所で1時間いても飽きない方達なのだと思います。
(滞在時間が少なくて、スミマセン~。)
全員の集合写真は地層大切断面の前で。

やっぱり地学(史)研究会の方達の集合写真はこの場所でしょう!
地層の上の方で、乱れている場所があって「あそこはたぶん氷河期の地層だと思いますよ。調べておいてください。」と宿題も出されました。写真の右上から左下にかけての部分です。

もしかしたら以前、火山専門家の方に聞いた事あったかも…?←記憶おぼろげ。
再確認しなくちゃ。
最後の立ち寄り場所は、元町溶岩流でした。
今回のツアーに参加されていた新聞社の方の希望で、溶岩流の先端にも行ってみました。
1986年噴火の際、迫ってくる溶岩に消防の方達が海水をかけ、溶岩を固めようとしたという現場です。
すっかり森になっていますが、最近、枝が払われて見えやすくなったようです。

ある程度高さがある溶岩は、なかなかの迫力です。
「民家まで200mに迫ったらしいですよ」とお話した直後…「あ、あそこに家が見える」との声が!
すかさず新聞社の方が、塀をよじ上って写真を撮りに行きました。

素早い身のこなし、さすがです!
どんな写真が撮れたのでしょうか?
行程中、大島らしい春もいっぱい見つかりました。
溶岩の上に咲く、可憐なシチトウスミレ。

毛むくじゃらの動物みたいな、シダ(たぶんアスカイノデ)の新芽。

木から垂れ下がるスズランのようなハチジョウキブシは、写真を撮られている方も多かったです。

心配していた船の欠航もなく、午後1時少し過ぎに港で解散になりました。

今回は1カ所の滞在時間が短くて、少し残念でした。
こんどは1カ所1時間ぐらいタップリ時間をとって、大島のジオを楽しんでいただきたいです。
地学史研究会の皆様、ありがとうございました。
ぜひまた、いらしてください~。
(カナ)