来週160名の中学生が、修学旅行で伊豆大島に来島します。
初日は自転車やビーチコーミングなどのメニューの中に、リス村と動物園(大島動物公園)に立ち寄るメニューがあり、ここを私ともう1人のネイチャーガイドが担当することになりました。(2日目は三原山、猛スピードツアーです…)
で、今日、新スタッフの辛島と2人で、リス村と動物園に下見に行ってきました。
リス村では、忙しい村長さんが時間を割いて、私たちを案内してくれました。
リス村には、リスやウサギもいるけれど、椿もいっぱい植えられています。
花が終わりのものもあったけれど、まだまだにぎやかに咲いていました。
遊歩道には溶岩が敷きつめられています。
「椿には島の岩が合うんだよ。」と村長さん。
ご自身で作られたとのことです。(さすが!)
村長さんのおすすめの椿は、「世界を一周した椿」
日本からヨーロッパに持ち出された椿がアメリカに渡り、少しずつ姿を変えて日本に帰って来たという説明にある椿が、隣あって植えられていました。
この説明文にあるように、違う花をつける枝が出ることがあり(枝変わり)、それを挿し木や接ぎ木で育てると違う椿になるとのこと。
赤い花の中に白い花が咲いているのも「枝代わり」だそうです。
椿は自家受粉を嫌い、他家受粉を好むから多様なタネができ、突然変異もあるのでどんどん違う椿が作られて、今では世界に3万種類以上の椿があるとのこと。
リス村にも、たくさんの種類の椿が咲いていました。
同じ木に、模様の違う花。
霧吹きしたような模様のピンク。
「吹きかけ絞り」と言うそうです。
控えめ。
でかっ!
椿は花が大きくて美しいだけではなく、こうしてどんどん変化するから愛好家が多いのですね。私は園芸種にはほとんど興味がわかないのですが、椿を愛でる人の気持ちが少しわかったような気がしました。
昔の人は花のみならず、つややかで美しい葉も楽しみ、万葉集の中には葉を詠んだ歌もあるとのこと。
確かに椿は常緑の木の中でも、ツヤツヤ度ナンバーワンですものね。
村長さんは「椿と虫との関係や人と椿の関わり」なども説明してくれました。
楽しかったです~。
園内にはこんな看板も立っていました。
「根性ザクラ?」
台風で2つに裂けた桜の木は、今年も立派に花を咲かせたそうです。
そして裂けた部分からは、新しい根が生えていました!
「植物って逞しいよね~。」BY全員。
この状態で花を咲かせる桜はとても素敵ですが、この紹介の仕方も素敵だなぁと、私は思いました。
この木を見続けて来た人でなければ、書けない文章ですから…。
その土地に生きる生物の歴史を語れる…これってまさに私が理想とするガイド像なんです!
ところでリス村は、広々とした芝生の広場でも有名です。
今日はその芝生にうっすらと紫の色がついていました。
案内されるままに近づいて、驚きました。
あたり一面、スミレの花が咲いていたのです!
こんな見事な、スミレのお花畑は見たことがありません。
ええと~、スミレはねじれてタネを飛ばすか蟻に運んでもらうんでしたよね?
「自然に増えていった」ということですが、ここまで増えるんですね~。
さて、すっかり自分たちが楽しんだリス村の下見…現在「動物園はクイズを作って回ることにして、リス村では村長さんに話してもらおう」と計画中です。
リス村さんはホームページでも花や動物たちの情報を随時更新しています。
興味のある方はぜひ一度お訪ねください。
http://www10.ocn.ne.jp/~risumura/
(カナ)
初日は自転車やビーチコーミングなどのメニューの中に、リス村と動物園(大島動物公園)に立ち寄るメニューがあり、ここを私ともう1人のネイチャーガイドが担当することになりました。(2日目は三原山、猛スピードツアーです…)
で、今日、新スタッフの辛島と2人で、リス村と動物園に下見に行ってきました。
リス村では、忙しい村長さんが時間を割いて、私たちを案内してくれました。
リス村には、リスやウサギもいるけれど、椿もいっぱい植えられています。
花が終わりのものもあったけれど、まだまだにぎやかに咲いていました。
遊歩道には溶岩が敷きつめられています。
「椿には島の岩が合うんだよ。」と村長さん。
ご自身で作られたとのことです。(さすが!)
村長さんのおすすめの椿は、「世界を一周した椿」
日本からヨーロッパに持ち出された椿がアメリカに渡り、少しずつ姿を変えて日本に帰って来たという説明にある椿が、隣あって植えられていました。
この説明文にあるように、違う花をつける枝が出ることがあり(枝変わり)、それを挿し木や接ぎ木で育てると違う椿になるとのこと。
赤い花の中に白い花が咲いているのも「枝代わり」だそうです。
椿は自家受粉を嫌い、他家受粉を好むから多様なタネができ、突然変異もあるのでどんどん違う椿が作られて、今では世界に3万種類以上の椿があるとのこと。
リス村にも、たくさんの種類の椿が咲いていました。
同じ木に、模様の違う花。
霧吹きしたような模様のピンク。
「吹きかけ絞り」と言うそうです。
控えめ。
でかっ!
椿は花が大きくて美しいだけではなく、こうしてどんどん変化するから愛好家が多いのですね。私は園芸種にはほとんど興味がわかないのですが、椿を愛でる人の気持ちが少しわかったような気がしました。
昔の人は花のみならず、つややかで美しい葉も楽しみ、万葉集の中には葉を詠んだ歌もあるとのこと。
確かに椿は常緑の木の中でも、ツヤツヤ度ナンバーワンですものね。
村長さんは「椿と虫との関係や人と椿の関わり」なども説明してくれました。
楽しかったです~。
園内にはこんな看板も立っていました。
「根性ザクラ?」
台風で2つに裂けた桜の木は、今年も立派に花を咲かせたそうです。
そして裂けた部分からは、新しい根が生えていました!
「植物って逞しいよね~。」BY全員。
この状態で花を咲かせる桜はとても素敵ですが、この紹介の仕方も素敵だなぁと、私は思いました。
この木を見続けて来た人でなければ、書けない文章ですから…。
その土地に生きる生物の歴史を語れる…これってまさに私が理想とするガイド像なんです!
ところでリス村は、広々とした芝生の広場でも有名です。
今日はその芝生にうっすらと紫の色がついていました。
案内されるままに近づいて、驚きました。
あたり一面、スミレの花が咲いていたのです!
こんな見事な、スミレのお花畑は見たことがありません。
ええと~、スミレはねじれてタネを飛ばすか蟻に運んでもらうんでしたよね?
「自然に増えていった」ということですが、ここまで増えるんですね~。
さて、すっかり自分たちが楽しんだリス村の下見…現在「動物園はクイズを作って回ることにして、リス村では村長さんに話してもらおう」と計画中です。
リス村さんはホームページでも花や動物たちの情報を随時更新しています。
興味のある方はぜひ一度お訪ねください。
http://www10.ocn.ne.jp/~risumura/
(カナ)