もう10年以上前から、毎年通ってくれている多国籍のお客様が集うダイビングショップがあります。
先週に引き続き、今週も潜りに来てくれました。

今日はその中の2名のお客様が、午後3時からツアーをリクエストしてくれたので案内しました。
出発直前にいつものスタイルに着替えたら、ジムさん(ショップのオーナーです)がビックリした表情で「おお~!So cool!(カッコいい!)クロコダイルハンターみたい!」と言って、写真を撮ってくれました。

ええと…クロコダイルハンターって…?(笑)
ツアーの最初は巨木の森へ。
リクエストが裏砂漠だったので、全く違う森の姿も見ていただきたかったのです。

巨木同士がもたれあって傾いたり、小さなシダが巨木に這い上がったりしている様子を、ノンビリ観察しながら歩きました。
そしてメインの裏砂漠。
ユリの花が、まだ見事に咲いていました。

「重そうね~」
三原山の上にはグレーの雲が上にかかって、なかなか渋い雰囲気です。

山肌にうっすら緑が見える以外は、白と黒だけの世界です。
そんな風景の中を歩いていた時のこと…。
「あ!黒いバッタ!!」
なんとお客様が黒い溶岩の上をジャンプする、黒いバッタを見つけてくれました。

完全に保護色で、目を離すとすぐにどこにいるのかわからなくなってしまいます。
調べてみたらトノサマバッタやクルマバッタの子どもは,時々このような黒い色になることがあるようです。それにしてもこの黒い砂漠の上で、この小さな生き物に出会えるなんてスゴイです!
お客様も「あのバッタはミラクルでしたね」と語っていたけれど、同感です!
正に「大海の一滴」でしたね。
グレーの雲は空の広範囲を覆っていましたが、ふと後ろを振り返ったら雲に“穴”があいて青空がのぞいていました。

こういう小さな青空を見つけると嬉しくなります。
一瞬で消えてしまう小さな青空!
ところで、今回のツアーは車内でこんな会話がありました。
「良く雑誌に黒い砂漠の上で寝ている人の写真が載っていますが、あれは何をしているんですか?」
「広い大地に寝転がって空を見上げて,その広さを楽しんでいるんですよ(と、いうような答えをしたと思う)←記憶がやや曖昧。
「今日行くところで寝転がれますか?」
「できますよ。でもちょっとゴツゴツしていて痛いかも。寝やすいところはもう少し違う場所なんですよね。」
そう、今日のコースの裏砂漠第1~第2展望台のあたりは、大小さまざまな溶岩がゴツゴツしていてあまり寝心地が良くないのです。
でも!お客様はチャレンジしました!!
しかも少し斜面です!

「ここ、結構平気ですよ。」
「え?そ、そうですか??」
今まで「痛そう」という先入観で、仰向けに寝たことはありませんでした。
で、さっそく真似してみました。
なるほど~。
なかなか爽快!

あ、決して偉大な三原山様に足を乗せているわけではありません。
噴火してる溶岩を表現したかったんです。(できてないって?笑)
しばらくの間3人で、火山が作った広~い景色を楽しみました。

そして帰路は花や虫の観察。
ほころびはじめた真夏の花。

ラセイタタマアジサイです。
ハチに似せてカモフラージュしていると言われるヨツスジハナカミキリがペアを作っていました。

2ペア見つけました。
大好物を食べにくると、相手に出会えるのだから効率が良いですよね~。
すっかりノンビリしていたら、夕方6時を回ってしまいました。
「間に合うかな…。」
2万年分の噴火の歴史が刻まれた地層大切断面が、夕日で赤く染まる風景を見ていただきたいと思っていました。急がなくちゃ~。
そして結果は…ドンピシャリでした!
道路の向こうに太陽が沈んでいく、まさにその瞬間に、この場所に着きました。
真横から差し込む日の光が、私たちの陰を長く長く伸ばしていました。

「ジャストインタイムだね。」
本当に!
“Just in time”
この一瞬に身を置けた幸運に感謝しました。
何とも素敵な時間でした。
Fさん、ツアーのリクエスト、ありがとうございました。
今日載せきれなかった写真は掲示板にはっておきますので、ご覧ください。
http://6715.teacup.com/gscyama/bbs
(カナ)
先週に引き続き、今週も潜りに来てくれました。

今日はその中の2名のお客様が、午後3時からツアーをリクエストしてくれたので案内しました。
出発直前にいつものスタイルに着替えたら、ジムさん(ショップのオーナーです)がビックリした表情で「おお~!So cool!(カッコいい!)クロコダイルハンターみたい!」と言って、写真を撮ってくれました。

ええと…クロコダイルハンターって…?(笑)
ツアーの最初は巨木の森へ。
リクエストが裏砂漠だったので、全く違う森の姿も見ていただきたかったのです。

巨木同士がもたれあって傾いたり、小さなシダが巨木に這い上がったりしている様子を、ノンビリ観察しながら歩きました。
そしてメインの裏砂漠。
ユリの花が、まだ見事に咲いていました。

「重そうね~」
三原山の上にはグレーの雲が上にかかって、なかなか渋い雰囲気です。

山肌にうっすら緑が見える以外は、白と黒だけの世界です。
そんな風景の中を歩いていた時のこと…。
「あ!黒いバッタ!!」
なんとお客様が黒い溶岩の上をジャンプする、黒いバッタを見つけてくれました。

完全に保護色で、目を離すとすぐにどこにいるのかわからなくなってしまいます。
調べてみたらトノサマバッタやクルマバッタの子どもは,時々このような黒い色になることがあるようです。それにしてもこの黒い砂漠の上で、この小さな生き物に出会えるなんてスゴイです!
お客様も「あのバッタはミラクルでしたね」と語っていたけれど、同感です!
正に「大海の一滴」でしたね。
グレーの雲は空の広範囲を覆っていましたが、ふと後ろを振り返ったら雲に“穴”があいて青空がのぞいていました。

こういう小さな青空を見つけると嬉しくなります。
一瞬で消えてしまう小さな青空!
ところで、今回のツアーは車内でこんな会話がありました。
「良く雑誌に黒い砂漠の上で寝ている人の写真が載っていますが、あれは何をしているんですか?」
「広い大地に寝転がって空を見上げて,その広さを楽しんでいるんですよ(と、いうような答えをしたと思う)←記憶がやや曖昧。
「今日行くところで寝転がれますか?」
「できますよ。でもちょっとゴツゴツしていて痛いかも。寝やすいところはもう少し違う場所なんですよね。」
そう、今日のコースの裏砂漠第1~第2展望台のあたりは、大小さまざまな溶岩がゴツゴツしていてあまり寝心地が良くないのです。
でも!お客様はチャレンジしました!!
しかも少し斜面です!

「ここ、結構平気ですよ。」
「え?そ、そうですか??」
今まで「痛そう」という先入観で、仰向けに寝たことはありませんでした。
で、さっそく真似してみました。
なるほど~。
なかなか爽快!

あ、決して偉大な三原山様に足を乗せているわけではありません。
噴火してる溶岩を表現したかったんです。(できてないって?笑)
しばらくの間3人で、火山が作った広~い景色を楽しみました。

そして帰路は花や虫の観察。
ほころびはじめた真夏の花。

ラセイタタマアジサイです。
ハチに似せてカモフラージュしていると言われるヨツスジハナカミキリがペアを作っていました。

2ペア見つけました。
大好物を食べにくると、相手に出会えるのだから効率が良いですよね~。
すっかりノンビリしていたら、夕方6時を回ってしまいました。
「間に合うかな…。」
2万年分の噴火の歴史が刻まれた地層大切断面が、夕日で赤く染まる風景を見ていただきたいと思っていました。急がなくちゃ~。
そして結果は…ドンピシャリでした!
道路の向こうに太陽が沈んでいく、まさにその瞬間に、この場所に着きました。
真横から差し込む日の光が、私たちの陰を長く長く伸ばしていました。

「ジャストインタイムだね。」
本当に!
“Just in time”
この一瞬に身を置けた幸運に感謝しました。
何とも素敵な時間でした。
Fさん、ツアーのリクエスト、ありがとうございました。
今日載せきれなかった写真は掲示板にはっておきますので、ご覧ください。
http://6715.teacup.com/gscyama/bbs
(カナ)