グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

プチ冒険と生き物観察。

2013年08月08日 | ツアー
先日、もう20年近く前から大島に通ってくれているお客様からツアーをリクエストしてもらい(最近この書き出しが多いような…笑)一緒に歩いてきました。

サンゴ礁の調査や、時々は自然観察のガイドもしているM氏。
娘さんの夏休みにあわせての伊豆大島滞在です。

道を外れた場所にスクッと伸びた、見事なユリ発見!

もちろん(?)近くまで行って観察します!

溶岩も手に持って「これ、スゴイもろそう。」と触って観察。

好奇心旺盛なM氏の振る舞いに、私もワクワクしてきます。

娘さんと一緒に、溶岩の中の「面白い生き物」をどんどん見つけていきます。
「あれ〇〇に見えるよね」「見える見える」

さすが親子、同じものが見えるようです。(私にはちっとも見えないのですけれど…)

「生き物探し」の後は、まだ黒い状態で残る1986年噴火の溶岩流を見に行きました。
穴だらけの小さな溶岩の上をザクザク音をたてながら歩いて行くと、前方に黒い溶岩が迫ってきます。

ハチジョウイタドリが毎年どんどん大きくなり、その勢いに圧倒されます。
「黒い砂漠に緑色のハリネズミ成長中」って感じです。

溶岩に到着。
M氏、さっそく登りはじめました!(もちろん、私たちも続きました。)

ガラガラ溶岩は崩れやすく、踏みしめると瓦が割れるような音がします。
慎重に一歩ずつ進んで、てっぺんに到達しました。

「お皿のような溶岩があったよ。」と娘さん。

本当だ。
このまま何か、盛りつけたい感じ。

「帰りはあっちからの方が安全そうだね」
「こっちはどう?」

帰路の相談をしながら「こんなふうにルートを考えながらプチ冒険を楽しめる大島ってスゴイなぁ。」とあらためて思いました。

プチ冒険の後は大地に横になって休憩。

青空に浮かぶ雲の動きを、鑑賞しました。

ところでM氏は目が良くて、色々な生き物を見つけてくれました。
例えばこれ。

遠くから見ると「草の中のゴミ?」にしか見えない、白い蛾です。
良くこの状態で生き物だって気づきますね~(感心)

ひつこく写真を撮っていたら、「ちぇ、隠れてもダメか。よ~し今度は脅かし作戦だ!」と言わんばかりに翅を広げました。

シャチホコガの仲間?
足が長い毛に覆われていて、カッコいいです。

森の中では、こんなものも見つけてくれました。

ヤブニッケイの葉の上で、お昼寝中のカエル君。
一枚の葉っぱに見えないこともない??

夏の午後の半日ツアーは、プチ冒険から生き物観察まで色々あって楽しかったです。
そして、赤ちゃんのころから大島に通ってくれていた娘さんと一緒に歩けたことも、嬉しかったです。

Mさん&娘さん、ありがとうございました!

(カナ)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする