グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「上を向いて生きたいね~。」

2013年08月27日 | ツアー
昨日は3組のお客様を三原山に案内しました。
山は少し涼しく、歩きやすくなりました。

アシタバの花が少しずつ、開きはじめました。

ギュッと包まれた状態の蕾から、あふれるように小さな花が広がり始めるこの時期は、とても楽しいです。

ガクアジサイが、まだ咲き残っていました。

青い小さな花を取り囲む、額のような飾り花。

「花が咲き終わるとうつむいてしまうのですよね。」というお話をしたら…

「上を向いて生きたいね~。」とお客様。
確かに!!
ジャストタイミングでスッと心に入る,素敵な一言でした。

ノンビリ色々観察しながら歩いたら、東大地震研究所の人が地震計のアンテナを点検していました。
前から聞きたかった質問をするチャンス!

「こうやって歩いている振動も地震計は記録するんですか?」by私。
「ええ、皆さんが今歩いているのも全て記録されてますよ。」by東大地震研の人。
「へえ~。」by お客様&私。

皆さん、火山観測体制にとても関心を持たれていました。
(東大地震研の方、仕事の邪魔してスミマセン)

ところで、昨日は古くからのダイビングのお客様家族が参加してくれていました。
ダイバーは溶岩にも水中生物を見つけることができるようです。

「あ、あそこにカエルアンコウがいる!」
「あ,ホントだ!」
「?」

いくら目を凝らしても「カエルアンコウ」が見えないので、お客様に写真を撮ってもらいました。
「ほら、ここにいますよ。」

「??」

ダメだ~!ゴリラにしか見えません。
最近潜ってないからなぁ…(笑)

帰りの斜面を降りる時は,思い思いのルートを。

 
この広い景色の中を自由に歩けるなんて、それだけでもスゴイって歩くたびに思います。

(もちろんマムシ注意ですが)

イタドリのブーケ付き溶岩もありました。

おしゃれです!

若者は、砂登りに挑戦。

いっぱい歩いて、いっぱい遊んだ三原山でした。

ところで昨日、ハナイカダの実を味わってみました。

プリプリの実は最初甘くて後味はとてもシブくシワシワのものは何も味がしませんでした。
もちろん、タネは鳥の代わりに散布しました。

果肉って本当に、鳥にタネを運んでもらうための道具なんだな~と体感しました。

(カナ)







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする