グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

見習いたい!

2015年03月01日 | ツアー
今日は雨の伊豆大島でしたが、昨日は晴天!
女性3名のお客様と、のんびり三原山半日コースを歩きました。

観察眼の鋭いお客様たちで、風景の中から様々なものを、見つけてくれました。

たとえば、コケリンドウが、そろそろ蕾をつけそうなこととか・・・


「砂地に落ちているキセルガイの殻が薄茶のものは、白いものに比べて、死んでからまだあまり時間が経っていないのではないか?」とか・・・


「この黒松はカッコいい」とか・・・


お客様に「素敵!」と言われると、今まで何とも思っていなかったクロマツの実が、特別なものに見えてくるから不思議です。

しかし、これほどクロマツを褒め称えるお客様は初めてかも(笑)。

スクッと立ちがったアシタバの芽生えも、見つけてくれました。


三原山を背景に凜としたたたずまいで、数あるアシタバの芽生えの中で最も素敵でした。

惚れ惚れ。

一番ビックリしたのは、この風景の中で、小さな椿の木を見つけてくれたことです。

今まで何度もこの場所に来ているのに、私は気づきませんでした!

ちょっと赤茶けていますが、確かに椿の葉です!

椿って、こんなに栄養のなさそうな場所でも生きられるのでしょうか?
そして重たい椿のタネを、ここに運んだのは誰?・・・アカネズミ?台風?カラス?人間?
「?」がいっぱいで、しばらくその場を離れられなくなった私でした(笑)

私が椿の葉っぱに執着していたら、先に歩いていたお客様が、道を通りかかったと思われる若者達に、縄模様の溶岩や噴火のことを説明する声が聞こえてきました。

1回説明を聞いただけで、もう他の人にガイドをするとは・・・スゴイ~!
・・・で、なぜか一緒に記念撮影(笑)


若者達はこのあと無事、縄もようの溶岩の丘を発見し、登って手を振ってくれました。

舗装された遊歩道をただ歩いて帰るより、ずっと大島の火山を体感できたはず・・・素敵なガイドさん達(お客様)に出会って良かったですね~。

火口1周コースで、大きな溶岩の塊に感嘆の声を上げながら近づいた後は・・・


何のためらいもなくスムーズな動きで、鳥居の前でこの姿勢。

鳥居の中に富士山と船が入ることを自力で見つけ、熱心に写真を撮られていました。
すると、またまた・・・

通りがかりの人々が周囲に(笑)

「三原山を歩いている人は、みんな仲間」という雰囲気が最高でした!

道のない斜面を、一歩ずつ慎重におり・・・


人のいない開けた風景を、楽しまれていました。


しなやかで好奇心いっぱいの、人生の先輩方。
見習いたいです!

楽い時間を、ありがとうございました!

(カナ)
コメント
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