グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

火山巡回展(伊豆大島火山)

2015年05月01日 | 火山・ジオパーク
昨日のブログで報告した筑波山登山のあとは、地質標本館に・・・


特別展「伊豆大島火山」を、見に行きました。


伊豆大島火山地質図の作者でもある川辺さんが、休日を返上して説明に来てくれました。
午前中に続き、なんという贅沢・・・。

展示会場はこんな感じでした。

地質標本館の入り口の奥に、コーナーが作られています。

パネルはほとんど川辺さんが書かれたものですが、以前も報告したように伊豆大島ジオパーク推進委員会からも5名が、6枚分のパネルに協力させてもらいました。

皆で分担して関わったためか、友達に会いに来たような気分です(笑)

川辺さんはパネルの内容を、次々に説明してくれます。


たとえば、伊豆大島の海底には割れ目噴火の跡が連なり、南東部は伊豆大島のマグマだが、北西部は東伊豆の火山のマグマに近いとか・・・


写真の黒い部分の縁が、カルデラの縁と重なる等々・・・。

写真がいっぱいで、わかりやすいです。

地質標本館の常設展も川辺さん、渡辺さんに、案内してもらいました。

大きな日本列島の地質図。

大きすぎて、カメラに収まりません・・・。

職員の方達で探したという、産総研敷地内に落ちた隕石。


筑波の景色と・・・


地下の様子。


同じく富士山も、ボタンを押すと上下にずれて、地下の様子がわかるようになっています。

大がかりなので少しビックリしました。

プレートは球体の上を動くので、場所によってスピードに差がある・・・ということがわかる展示。

伊豆大島が乗るフィリピン海プレートの、赤い矢印の長さが違うのはそのためのようです。

地下の断層の標本も展示してありました。
あるラインで急にズレています。

来館者にも丁寧に説明。

面白かったのはこの展示です。

放散虫の形により、年代がわかるのだそう。
放散虫カワイイですね~。

地質標本館にいたのは2時間少々だと思うのですが(←ついた時間を意識していない)見るものがありすぎて時間が足りませんでした。

それもお2人の解説があったからこそ・・・川辺さん、渡辺さん、ありがとうございました!
またいつか、ゆっくり見に行きたいです。

ちなみに、地質標本館は入館無料です。
https://www.gsj.jp/Muse/

(カナ)


コメント
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