グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

『あるもの』

2015年07月02日 | 
一昨日のブログに載せた『あるもの』には、低木林の縁を歩いていた時に気づきました。
密集する葉の中に、焦げ茶色のゴミのようなものが「しがみついている」ように見えたのです。

「?」

立ち止まってよく見たら、小さな足のようなものが見えました。
そして、派手な黄色の目玉模様(本物の目ではない)も!!

なんとそれは「いつか見たい」と思っていた、憧れのアケビコノハの幼虫だったのです!

興奮する私にお客様たちも、交代で激写~!

しかし私は、とある事情でマクロ撮影ができない状態で・・・
残念ながら、写真には写せませんでした(T-T)

で、とても心残りだったので、昨日一人で探しに行ってきました。
「もういないだろうなぁ」と思いながら、その場所へ。

そして幼虫を求めて、ヤブの中へ・・・
ふと上を見たら、ミツバアケビの葉で天井ができていました!

幼虫は、この葉を食べるので、どこかにいるはずです。

「幼虫や~い」

  ↑
イメージ図(笑)

すぐ側には1mぐらいの溶岩。

実はここは、60数年前に流れた溶岩の上なのです。

「あ、見つけた」

・・・と思ったら小さな枝!(笑)

「あ、この中にいるかも?」

・・・と思いきや、枯れた葉っぱ!(笑)

枝そっくりのミノムシとか・・・


葉の陰に隠れるミスジマイマイとか・・・

他の生物は見つかるのに、お目当ての幼虫には出会えません。

ヤブの外は、明るくて気持ちよさそうです。

もしかしたら幼虫も、この風景に誘われて林の縁に出てみようと思ったのかもしれません。

結局昨日は30分ぐらい、ヤブの中を探しても見つかりませんでした。足が速いのか、上手に隠れているのか、それとも鳥に食べられてしまったのか?・・・2cmぐらいの小さな幼虫なのに、わからないことだらけです。

ところで、一昨日のアケビコノハ幼虫の写真を、お客様が送ってくれました。(感謝)

やっぱりカワイイですね!

とくにこの、目玉模様がたまりません~。


いつかまた、出会えますように!

(カナ)
コメント
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