グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夏の出会い

2016年07月12日 | ツアー
4日前のツアーは、大学時代の同級生3人旅の若い女性たちと一緒に歩きました。

この日は『オカダトカゲ』に、3回も出会いました!
全て、尻尾が青くない大人のトカゲでした。

ちょうど翌日、トカゲの専門家の方と話をする機会があったので話をしたところ「今の時期はまさに尻尾の青い若い個体が出てくる時期なので、たぶん年を越したトカゲだろう」とのことでした。

この日のコースもガクアジサイが見事で、こんな大きな花や…


たくさんのツボミの中央に1輪だけ花を咲かせた初々しい(?)ガクアジサイもありました。

とっても、カワイかったです(^_^)

お客様は、元気にサクサク山を登り、ヘルメットをかぶっての記念写真!


この後、久しぶりに『表砂漠』方面に下りました。

我々以外誰もいない荒野を行く気分、爽快です!

いつもの特等席で休憩。

良い笑顔ですね〜(^_^)

下山中、昨年も話題になったハマナデシコの花が、元気に咲いていました。

(本来は海岸に生きる植物ですが、数年前から表砂漠にもやってきたようです)

縁取りだけが赤く彩られたハチジョウイタドリの小山を発見!

なんだか素敵なグラデーションです(^_^)

イタドリは春先に赤い若葉が出てくるのですが、今はもう夏…
出遅れ?(^_^;

そしてこの日、もっともビックリしたのが、この毛虫です。

薄いミントグリーン色の、長い毛を持つ美しい毛虫が、地面を這っていました。

ずっと見ていたら体を曲げ、黒い模様が現れたのでビックリしました!

何者?

毛虫を観察していたら「もう1匹同じのがいますよ」とお客様が教えてくれました。

やはり道を這っていました。

???

戻ってから調べたら、色以外は『リンゴドクガ』でした。
http://www.jpmoth.org/Lymantriidae/Calliteara_pseudabietis.htm
私は今まで、黄色のリンゴドクガしか見たことがありませんが、まれには『薄いミントグリーン色』のもいるのでしょうか?

もっとも、本来は敵に見つからないように隠れているはずの毛虫が地面を這っていること自体がおかしいので、もしかしたら何者かに寄生されて体調が悪かったのかもしれません(あくまで想像)

生きものたちとの出会いが楽しい、夏が始まりました(^▽^)

次なる出会いが楽しみデス!

(カナ)



コメント
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