グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

絶妙なタイミング

2016年07月21日 | ツアー
2日間、東京の教科書を作る会社の方々を案内しました。

昨日は、何やら怪しげな雲が空に浮かぶ三原山でした。


歩けば歩くほど、雲の動きが気になりました…


やっぱり霧、来た〜!

やがて霧だけでなく、小雨もパラついて来ました。

皆さんに「避難壕で雨宿りしながら昼食をとる」のと「火口まで先に行き、傘さしながらでも霧が晴れるのを待ちながら食べる」のと、どちらが良いか聞いたところ「火口で食べる」に決定!

…で、せっせと歩いて火口を目指しました。


火口展望台で、ツアーをはじめてから初の「火口待ちランチタイム」

最初、目の前は真っ白でしたが、三原山が皆さんの気迫を感じたのか…

おお〜!


「見えた!見えた〜!」

最初から見えているときより迫力でした!
やっぱり「小雨でも見えるのを待つ」という気力の勝利?(^0^)

下山後も山は見えませんでしたが、雲の間に丸い青空が現れました。
「逆カルデラですね」とお客様。

素敵なネーミングだなぁと思いました(^_^)

さて、今日です。
最初の計画では裏砂漠を歩く予定でしたが、昨日、皆さんが社会部で防災に関する教科書を作っている事を聞き、産業や防災に関連する場所を歩くスケジュールに変更しました。

約半数のお客様は日帰りで戻られたので、宿泊された方たちとまずは火山博物館へ。(これは最初の計画通り)

火山博物館では火口の様子がリアルタイムに近い状態で見られるようになっています。

この時は「山は見えないけれど火口だけうっすら見える」状態でした。(皆さん興味深そうに見学されていました)

ジオパーク推進委員会の教育部会長のY先生が勤務されている日で、子どもたちへの防災教育について等、諸々をインタビュー。

入館と同時にバッタリ出会ったので、タイミングの良さにビックリしました(^_^)

次にホテル椿園で女将さんの話を、約1時間聞きました。

皆さん熱心にメモをとられていました。

続いて、椿油の製油所へ。
実はいきなり訪ねたのですが…

4代目の店主の方が椿油産業の現状や問題点も含めシッカリ説明してくれました。

昔の椿油絞りの様子を説明できる解説版も用意されているのがスバラシイです(^_^)


波浮港では火口壁の上から下までの町並みを歩き、地元のタイヤキやコロッケを食べて…


塩の製造工場へ!

ここでは、ジオパーク推進委員会産業部会長の社長さんにバッタリ出会い…

忙しい作業の中で,説明をしてくれました。

天日干しのガラスハウスの中では…


海水が成分毎に結晶を作り層になる時の様子を屋根越しに見える地層大切断面を使って説明してくれました。

スバラシイ!!(^▽^)

そして帰りの港では、火山防災連絡事務所の方達に遭遇!
名刺交換されていました。

絶妙なタイミングにウレシクナッタ2日間でした(^▽^)

ツアーに参加された皆様、そして忙しい仕事の合間をぬって説明してくださった皆様、ありがとうございました!

(カナ)
コメント
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