グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夏の3日間

2017年08月10日 | ツアー
連日、様々なお客様と裏砂漠ツアーを歩いています。
同じコースなのに、天気も、生き物たちとの出会いも様々です。

8月7日(月)
三原山は霧の中でも、裏砂漠は見渡せる程よい暑さの1日。
2組4名のお客様と裏砂漠へ。

目の良いお客様が次々に、虫や蛇を発見してくれました。

まずはマムシ。

先日よりは色が薄く小さな個体でした。

どこにいるかわかりますか?

枯葉色で素晴らしい保護色ですよね。

サルトリイバラの葉の上では、フキバッタが交尾中でした。

「あんた何者?」的な視線が可愛かったです(笑)

側溝の中に逃げ込んだ、オカダトカゲも撮影!

どの生き物も、お客様が見つけてくれました。
アリガトウゴザイマス☺️

8月8日(火)
台風通過により、高速船が全便欠航した日。
お子様連れのお友達の3名のお客様と裏砂漠へ。

風速13mという予報だったので、モチロン山には登らず裏砂漠へ。

テーマは「霧と風体験」です。

草陰でお茶を飲んでから、風のある場所に出て体で風を受けました。

一人たたずむ男の子。
かっこいい〜☺️

大人も時々「キャ〜!」と叫びつつ風体験。

山の稜線と違い足元をすくわれることもないし、何かが飛んでくることもないし、ありがたい場所です☺️

帰りは飛び交うアブラゼミを避けながら森を歩きました。
アブラゼミがぶつかってくるので、ここでも「キャ〜」という悲鳴が…(笑)

行き交う人からも「キャ〜」という悲鳴が聞こえるので「まるでお化け屋敷みたいだ」と、お客様と笑いあいました。

霧のためシットリした森には、カタツムリやナメクジが元気に這っていました。

久しぶりに見るヤマナメクジ。
でかかった〜!!

8月9日(水)
東京が最高気温を記録した猛暑日。
小学生〜中学生のお子様連れの2家族と裏砂漠へ。

あまりの暑さに、最初の説明はここで(^_^;)


森の木陰が、ありがたかったです。

最後の木陰で水分補給してから、いざ、遮るもののない草地〜溶岩地帯へ!

「コアラに見える」という評価もあるこの溶岩は、昨日の子供達には「ティラノザウルスの正面顔にしか見えない!」と言われていました。

なるほど〜。
恐竜が溶岩から顔だしていると思うと、ちょっとワクワクしますね!

灼熱の裏砂漠。

座っていると地面が熱くて、ゆっくり昼食を食べる感じではありませんでしたが、食後の子供達は元気でした!

風を受けて、みんな楽しそうに遊んでいました。

ただ風が当たらない炎天下を帰らなければならないので、余力を持っていつもより早めに引き返しました。

ひとり、虫が大好きな男の子がいました。
自力でイズミヤマクワガタのオス発見!

この後、メスも現れました。
ものすご〜く持って帰りたかったようですが「国立公園の特別保護地区」だからと我慢してくれました。

きっと男の子のガマンのおかげで、伊豆大島にまたイズミヤマクワガタの新たな命が生まれるでしょう!
ガマンがカッコよかったよ〜。
ありがとう!

8月10日(木)
今日は霧と小雨の裏砂漠でした。
…が、ブログがあまりに長くなるので、報告はまた今度。

今からナイトツアーに行ってきます!

(かな)


コメント
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