グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

4時間後の緑

2018年03月18日 | ツアー
昨日、4月に高校生になる息子さんとご両親の、半日ツアーに行ってきました。

以前一度大島に遊びに来て自然の豊かさに惹かれ、再来島を決めたとういう皆さん。

今回はガイドをつけて、しっかり山を歩こうと決めてリクエストしてくださったとのことです😄

ツアーには、DHC(化粧品サプリメントなどの製造販売メーカー)の会員向け冊子の取材にいらした方々も同行しました。
(私のガイド風景の取材でした。ツアー同行をご快諾いただいたお客様に感謝です)

歩くたびに春が進んでいくようで…

ついに三原山周辺でも、オオバヤシャブシの花が咲き始めました!
(雄花と雌花が写っています)

ハチジョウイタドリの若葉も、枯葉を押しのけて地上に出てきました!!


火山のことや島の暮らし、旬の植物など様々な話をしながら山を登り…

火口から溢れた溶岩流に乗ってやってきた大きな岩の前で、記念写真。
皆さん、素敵な笑顔ですよね😄

この後、すぐ横にある鳥居をくぐり三原神社へ。
取材のカメラマン氏のリクエストで、普段は登らない溶岩の上に登ったら…

なんとニワトリに出会いました!(笑)

「この景色すごいよね〜」と語り合う皆さん。

同感です!

火口もバッチリ眺めて、下山前にティータイム。

歩き始めに吹いていた強い風はおさまり、のんびりお茶を飲むことができました。

こちらはDHC取材の皆さん。

自社のオススメの商品をカバンから出して、お客様にプレゼントしてくれました。

なので、この日のお茶菓子は、伊豆大島の牛乳せんべいと…

DHCさんの甘黒大豆!
「美味しいんですよ〜、ほっこり甘くて!」とのことでした😄

時間の関係で取材陣とはここで別れ、表砂漠側にくだりました。

この景色に向かって歩いていたら、後ろから「この世のものとは思えない!」というお客様の声が聞こえました。

またまた同感です!

霧の心配もなかったので、途中からそれぞれ自由に山を下りました。


砂斜面に点在する小山が、薄っすら新緑に染まっていました。


狸の尻尾のようなフサフサの花を咲かせる「シマタヌキラン」の、若葉と花が伸び始めていました!

「春だなぁ〜!」と見とれていたら…
「松がありますよ!」とお客様が呼んでくれました。

声の方に振り返ると…
あれ??

クロマツがすっかり黄色くなっていました!
他の場所では元気な緑の葉を伸ばしているのに…何かあったのでしょうか?

観察するために近づいたら「反対側は緑ですよ」とお客様。

本当だ〜!
見事に海側だけ色が変わっていますね!

一瞬「潮風のせい?」と思いましたが、クロマツはもともと海岸に生える植物なので、潮風には強いはず…

う〜む…不思議ですね〜!
考えても理由がわからないので、時々経過を観察することにして、その場を離れました(^◇^;)

息子さんは、遠くで溶岩観察を楽しんでいた様子。


私はイタドリの根っこの、素敵なオブジェを見つけて嬉しかったです😄


わずかに残った「幻の池」の水の中には、ヒキガエルの卵が見つかりました。

こんな開けた場所にも産みにくるのですね(驚)

さて、様々な発見を楽しみながら出発地点に戻ってきました。
そうしたら…

なんだか4時間前よりも緑が増えたような気がしました!

目の錯覚か、それとも本当に若葉が開いて色が変わったのか…どちらなのでしょう?
お客様も「本当に緑が増えたみたい」と言ってくれて、皆でしばし三原山を見つめました😄

ツアー終了後「ヘルメット使わなかったね」という息子さんの言葉から「せっかくだから被って写真を撮ろう!」ということになり…

ポーズを決めてくれました!
カッコい〜😄

…ということで昨日も楽しい、シアワセな時間を過ごしました。

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました😄

(かな)





コメント
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