グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

数mでも楽しめる皆さんと!

2018年12月20日 | ツアー
昨日、群馬県立自然史博物館の皆さん(名誉館長、学芸員、理科の先生、解説員の方々)と、午後ツアーに行ってきました。

本当はゆっくり半日かけて三原山に登る予定だったのですが、昨日は強風で西側の海は大荒れ!
山の上はさらに強い“よろめくような風”が吹いていると予想されました。

で、山は短時間にすることにして、最初に風が当たらない島の北東部へ。

皆さん私が説明する前にご自身でジャゴケを見つけ、良い香りを楽しんでいいらっしゃいました(さすが!)

その後、溶岩の石垣に囲まれた集落の道をのんびり散歩。


石垣の隙間に明日葉をはじめ、様々な植物を発見!


笑っている顔も見つけちゃいました!

でへ…(意味不明)

草の中をのぞいていたお客様(名誉館長)が、草の中からオモシロイモノを発見!

ナンジャコリャ…きのこかと思っって調べたら、ハマユウのタネみたいでした。
(実はこの状態で転がっているのは、初めて見ました^^;)

近くにある大きな椿の木も、見に行きました。


すぐ側にある大きなクロマツも「立派だ」と褒めていただきました〜😀

確かに堂々としていてすごいです。

驚いたのは、皆さんの観察力の鋭さでした。

もともと観察力のある方が何人も集まっているので、なんでもない道路脇の一角でも次々に“お宝”が見つかりました。

例えば、カマキリの卵とか…


フワフワのタネ・その1とか…

(たぶんガガイモ?)

フワフワのタネ・その2、などなど…。

(たぶんテイカカズラだと思うけれど、妙に長いから違うものかも??)

「あそこから飛んできている!」と、フワフワタネの出所を突き止めようと協議する皆さん。

数mの距離でも数時間楽しめそうです。
(群馬県立自然史博物館の観察会に参加してみたい衝動にかられました・笑)

大島らしい溶岩流の観察は、風を避けて元町溶岩の上でゆっくりすることにしました。


火山担当の学芸員の方が解説してくれています😀


そしてまたまた驚いたことに、溶岩樹型の穴の中に陸生貝の殻を見つけ(しかも2種類!)解説してくれました。

スバラシイ〜💕

ツアー最後の締めは三原山へ!
三原山の麓までは全員一緒に歩き、2チームに別れました。

超特急で強風の山に登るチームは柳場が同行。


私は三原山には登らず溶岩の丘に登り、キラキラ輝くススキの大草原(…が森になりかかっている風景)を眺めました。

綺麗でした〜💕

そしてしばし、夕日に染まる三原山に見とれました。

「あそこに今、みんなが登っているんだな」と思ったら、いつもより一層美しく感じました😀

夜はホテルの屋上に、寝袋を持ち込んでの星空ツアー。
(私は荷物運びの手伝いで参加)

日頃、星の観察会の解説などもされている皆さん…星の解説そのものよりも、写真撮影とか、暖かい飲み物とか、紙芝居などの演出に「おおお〜!」と声が上がるのが面白かったです(笑)

最後の写真は、日中のツアーが終わった後のホテルでの全員集合写真です。

皆さん毎年こうやって、自分たちの仕事と関連のありそうな場所を訪ね、学んでいるそうです。
と〜っても素敵ですよね!!

群馬県立自然史博物館、いつか必ず訪ねてみたいです😀

皆様、楽しい時間を、ありがとうございました!

(かな)
コメント
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