グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

光り続ける2日間

2018年12月30日 | ツアー
ここ数年、毎年夏休みの“ナイトツアー”に参加してくれていたご家族が、初めて冬に来島。
一昨日〜昨日の2日間、ツアーに行ってきました。

一昨日は、山の上にずっと灰色の厚い雲が鎮座していました。
でもその雲の影響で…

島と海の境目にすうっと、1本の白くて細い線が入っている風景に出会いました。

まるで光の上に島が乗っているかのよう💕

全員で、しばし見とれました。

大島の南に浮かぶ兄弟のような火山島たちは…

白い線が太くなったり…


手前の海がキラキラ輝いたり…

見るたびに個性的な美しさを楽しませてくれました。

日没近くには、雲と海の間だけが明るく輝きはじめました。


そして日没ギリギリには…灰色の空と海の間に、ピンク色の層が現れました。

遠くの雨も、夕日に照らされていました。

本当に…

息を飲むような美しさでした!

そして、昨日のツアーです。

午前半日三原山ツアーの予定でしたが、山の斜面には雪が積もり路面が凍っていることが予想されました。さらに強風だし…。

で、お客様分の長靴を用意し、出発を1時間半遅くして、行き先も三原山から裏砂漠に変更しました。1歳半のお子様を抱っこしてのご両親も加わり、合計4人(+赤ちゃん)のツアーです。

「木漏れ日トンネル」は、溶けた雪が水滴になり、キラキラ輝きながら道に降り注いでしました。

なんだか夢を見ているかのような景色でした😀

高校生の娘さんがこの景色を見て「光り続ける2日間」と一言。

娘さんの言葉のセンスに感動しました😀

そして森を抜けた時…

いつもは黒い裏砂漠が、白い雪に覆われているのが見えました!

「う〜困ったな…黒い砂漠がスキー場になっちゃった(^◇^;)
それに、お弁当を食べる場所あるかな??」
…などなど心配しながら進んだら、裏砂漠についた頃には一部分雪が溶け、しっかり「黒い砂漠」を体感できました😀


雪が積もっていない草陰を見つけて、幸せなランチタイムを過ごしました😀


お客様が「綺麗!」とおっしゃっていた、黒い大地に描かれた白い筋模様。

「なんでこんな模様ができたのか?」お客様と一緒に謎解きしながら、歩きました。

そして「光り続ける2日間」ツアーのラストは、ネーミングにふさわしく…

キラキラ輝く椿の森で幕を閉じました。

幸せな2日間でした。

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(かな)
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