グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

頑張る椿と若葉と、雲海とリス!

2019年03月03日 | ツアー
昨日は、高校時代の同級生旅行の皆さんと三原山を歩きました。

お天気は良いし、縄のような形の溶岩は楽しいし(笑)

とても気分の良いツアーの始まりでした😀

ところで、この溶岩から10mぐらいしか離れていない場所で、1本のヤブツバキが成長中です。

人の背丈の1.5倍ほどのクリスマスツリーのようなカタチの木です。

昨日は木のてっぺんに、真っ赤な花が一輪咲いているのを見つけました!

凛として、めちゃめちゃカッコよかったです💕

お客様が木の下の方にも蕾が付いているのを見つけてくれました。

火山灰や枯葉が溶岩上にわずかに積もった状態の場所で、頑張って生きてます!

遊歩道沿いでは、ハチジョウイヌツゲがあちらこちらで、黄色い若葉を伸ばしていました。

「春だなぁ〜」と思って見ていたら…

花の蕾を、い〜っぱいつけている木も見つけました!

一番乗りで咲くつもりかな?😀

と、このように立ち止まってはアレコレ観察しながらゆっくり歩き…

火口展望所では“噴火ポーズ”を決めたり…


“火口に飛び込むポーズ”を決めたり(?)


ほどよいモクモク(噴気)を楽しんだりしながら、歩きました。


スタート時間が遅かったので、割れ目噴火口には三原山の影が映っていました。

「私たちの影はどこだろう?」ということが話題になって皆で探したら、豆粒みたいな4つの出っ張りが見つかりました!(人間、小さい!笑)

足元では、今季初のハチジョウイタドリの赤い若葉を発見!

小石を押しのけながら成長する逞しい若葉!
またまた春を感じました〜💕

火口一周コースの最後の溶岩地帯では、お客様が”リス”を見つけてくれました!

この景色の中にいます。

見つかりますか?

これです!

なるほど〜。
確かにリスですね!

今まで“口開けて空を見ているラクダ”だった岩は、完全に“リス”に入れ替わりました!(笑)

反対側から見ても、もはやリスにしか見えません(笑)


溶岩地帯で色々見つけてもらって、めでたく火口一周達成!


帰りは西側斜面を降りました。


ちょうど傾いた太陽がススキとイタドリが作る小山を照らし、全体が白い雲のような景色になっていました。

「雲海みたい!」「イタドリ、いい仕事するね〜」などのお客様の言葉に、ものすごく共感しながら歩きました。

荒地に元気な緑の葉を伸ばす明日葉を、お客様が見つけてくれました。

植物たちの“逞しい生命”を感じました!

そして歩き終わりは、ピンク色に染まる三原山に見とれました〜。

良き1日でした💕

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(かな)
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