グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

明日で丸10年!

2019年03月31日 | ツアー
先日、伊豆大島巡検の下見で、高校の先生たちが2日間のツアーをリクエストしてくれました。

1日目は20歳代の普通の(?)お客様たちと一緒に、火口〜裏砂漠〜樹海を回りました。

地学の先生は、いつもお客様が様々なポーズで写真を撮るこの場所で…

「溶岩がどう流れたか?」の検証中!😀

大学の春休み旅行中のお客様は、ミッフィーちゃんと溶岩の記念写真を撮っていました。

😀

この日は午後から風速17m前後の風が予測されていた…と思います。(ウェザーニュース)
で、風が避けられる場所で昼食をとり…

さらに登ったら予想通り、ものすごい風が吹き始めました。

山頂のトイレの中も、風がビュウ〜!ピュウゥ〜!と、鳴り響いていました。

お客様の姿勢から、風の強さが感じられるでしょうか?(笑)

身の危険を感じるほどの風だったので、火口一周は諦めて近い方の展望所へ。

ここで写真を撮ろうと片手の手袋を外したら、風に飛ばされてしまいました (^^;;

気象庁の監視カメラに水色の手袋が映っていたら、それ私のです (^^;;

裏砂漠は地表の小石(スコリア)が風に流されて、カラカラ転がっていました。

ここまで強い風の中を歩くことはあまり無いので、驚きました。

でも、若いお客様たちは、風をものともせず飛んでいたました!

すご〜い😀

道中、かつてとろ〜り溶けていた溶岩や…


降り積もってくっつきあった溶岩と写真を撮ったので…

これを授業で使ったら、火山に興味を持つ生徒さんが育つのでは無いかと思います!
(ほんと?笑)

そして2日目は、まず割れ目噴火口へ行ったのですが…

高く伸びた木々が若葉色に染まり「どこが火口?」という景色になっていました(^◇^;)

一番驚いたのはこの風景です。

遊歩道の階段の下からハチジョウキブシが成長していました。

ハチジョウキブシって、こんなに低い樹高でも花が咲くんですね(驚)


このほか地層切断面を歩いたり、海岸植生を観察したり…


巨木の森を歩きました。


2名の先生が帰られた後は、お1人残られた地学の先生と、この日一緒だったリピーターのお客様たちと海岸を歩きました。

「海岸のゴミを拾いたい!」とゴミ袋まで用意して来てくれたお客様。

キラキラの海が綺麗でした。

過去の土石流が作った赤黒の小石が混ざる層を調べ---


縄文時代のイノシシの骨を見つけ---


青い餃子---じゃなくてカツオノエボシ をみんなで取り囲み(^^;;


エボシガイがいっぱいくっついた流木を覗き---


ウミガメの死体を、じっくり観察しました。

歩いた分だけ、色々なものが見つかりました。
いつものことながら、楽しかったです😄

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

さて最後に---
このブログを始めて明日で丸10年が経ちます!
1日も欠かさず続けて来られたのは支えてくれた仲間たちと、読者の皆様のおかげです。
心から感謝しています。

皆さま、これからもよろしくお願い致します💕

(かな)







コメント
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