昨年9月の台風後
山頂駐車場へ向かう道路わきの倒木がとても気になっていました。
車を降り、横の藪に入ってみるとこんな感じ。

上空から見てみると・・・
黒い筋が帯状に伸びているのが分かります。

樹木が倒された部分は途切れている場所も有りますが、数キロに渡って続いています。
さて外輪山内壁は全面緑に覆われ、以前中の様子を窺い知る事は出来ませんでした。
しかし6年前の土砂災害後、壁面の樹木が崩れ落ち内部の様子が剥き出しになりました。

十数か所の爪跡が残っているのですが、その中の一つはこんな感じになっています。

噴火の度に大量の溶岩が流れ、幾重にも重なって島が出来たのが分かります。
実は外輪山そのものが岩の塊のようなもので、土の部分はほんの僅かしか無いのですね。
なぎ倒された樹木は根を下に伸ばせない為、強風に耐えられなかったのです。
斜め上から崩れた壁面上部を見ると・・・
場所に依っては、道路から数メートルしか離れていない事が分かります。

再度、豪雨や強風に曝されると、360度開けた景色になってしまうかも知れません。
道路そのものが崩れる事は無いと思いますが・・・。ちょっと心配ですね。 by GIBA