グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

若葉はどこへ?

2020年01月30日 | ツアー
神戸での「世界災害語り継ぎフォーラム」の報告は一時お休みして、今日のツアーの報告をしたいと思います。

今日は、とあるTV局の方とマンツーマンで火口〜裏砂漠〜樹海を歩いてきました。

番組をまとめるにあたり「まず大島のことを知りたい」と、ツアーを申し込んでくださったのです(嬉)

空は気持ちの良い青空でしたが、風が強いので火口を一周するのはやめて、他をゆっくり回りました。

お客さまが「くるくる〜」と言って写真を撮られていたサルトリイバラの蔓。

よく見たら、馬の顔にも似ているような??(笑)

コケが、胞子嚢をのばしていたので思わず足を止めました。

眩しいぐらい鮮やかなオレンジ色でした!

雪をかぶった富士山も、クッキリ綺麗に見えたので…

なんとかゴジラ(岩)の手の上に乗せようと試みましたが、失敗に終わりました(笑)

裏砂漠の地面には、いく筋もの水の跡が刻まれていました。

いつの雨の影響なのでしょう?

「地面の曲線が綺麗ですよね」と言い合いながら歩きました。


そして今日は、いつもは行かない場所まで足を伸ばしました。

台風で半分樹皮が剥ぎ取られた木々から、再生している若葉を紹介しようと思ったのです。

でも驚いたことに、若葉はほとんど見つかりませんでした。

1月4日(26日前)に来た時は、ほぼ全ての木から若葉が伸びていて、感動してブログにまとめたのに…あの時の若葉はどこへ???

樹皮はさらに剥がれ、まるで削り節みたいな姿になっていました。


ここまでいくと、若葉も生やせないかも?

これは、先日の雪でこうなったのでしょうか??
それとも別の原因があるのでしょうか??

常に風雨にさらされる裏砂漠に生きるのは、本当に大変なんだなぁと思いました。
(経過観察しなければ!)

山から降りたら、白いふわふわの冠毛をつけたテイカカズラの種子があちらこちらに落ちていたり…


道路に散った赤い椿の花が陽の光に照らされて綺麗だったりして、季節を感じました。

ツアー中、島の生き物や火山や人の暮らしなどについて、色々なお話をしながら歩きました。
伊豆大島のたくさんの素材の中から、どんな物語が生まれるのか、完成が楽しみです💕

(かな)



コメント
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