グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

自然のたからもの

2022年06月02日 | 今日の大島
陽射しがだんだん強くなり、夏が近づいてきましたね。
庭先には青々とさまざまな植物が茂っています。

前はただの草にしか見えていなかったこの風景、
でも、この中に「たからもの」がいっぱいあるんです♪


実は、先日、友人と庭のドクダミを摘みました。
福島に住む知人に送るためです。
もちろん、ドクダミは福島にも自生していますが、放射能の影響があり、摘むことができない中、
毎年、友人が大島から摘んで送っています。


ドクダミは乾かして、チンキにするそうです。
目の前にあるのに、活用できない、福島の状況はまだまだ深刻です。
今回のタイトル「自然のたからもの」をそのまま受け取れない状況が福島にまだあることを
あえて、冒頭にお伝えさせていただきました。


横浜に住んでいた頃は「粉」として購入していた、ヨモギ。
こんなにいっぱい、自生してます!


生い茂る草のすぐ上には、「はい、どうぞ。」と枝を下の方に差し伸べるビワの木が。


ここに、以前、住んでいた方が植えたのだと思われるビワの木。
はしごいらずの地面すれすれまで枝を伸ばし、「取っておいき」と言っている気がします。

一番低い枝のところのサイズ感を表すために、子どもたちに座ってもらいました。


実だけでなく、葉も効用が知られているビワ。

摘んだ生葉をよく洗って煎じてお茶にしました。
子どもも飲める、やさしい味です。


ビワの葉を洗っていたら、シャクトリムシがいました。
動く姿が、かわいいです♡



自然の中には、「たからもの」がいっぱい。
目の前に広がる風景がこんなにもゆたかであること、
日本人が昔から培ってきた生きる知恵、
大切なものを残していきたいです。

今回登場した植物たちは、大島ならでは、ということではないですが、
福島の状況もありながら、「自然と共生する」ということは、どういうことなのか、
あらためて考える今日この頃です。

最後に、ステキなフキの葉の写真です。
ハートの形をしているフキの葉に見慣れていましたが、
渦を巻いているかのよう!
これは、大島が本土より葉が大きくなる傾向があるため、葉が大きく成長したからでしょうか?
それとも本土でもこのような形になるのでしょうか?

真相はわかりませんが、
いずれにしても美しい神秘的なフォルム!

たからものがいっぱいです。
(ユリカ)
コメント
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