グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

お疲れ様!

2023年10月22日 | ツアー
昨日、30年以上前からのリピーターのお客様たち(主にダイビング、ときどき山)と、「赤ダレ」に行ってきました。
2人ともナースなので、コロナになってから、多忙と自粛が重なり、2〜4年ぶりの再会です。

ツアー開始時に、近くにいた人に声をかけてもらい、3人一緒の貴重な写真が撮れました!

三原山を手に乗せようとしたけれど、「(山が大きすぎて)全然乗っていないです!」と撮影してくれた人に言われました🤣

歩き始めに、お客様がイズホソバテンナンショウの、真っ赤な実を発見!

なぜか萎れて無くなってしまう実が多いので、こんなに綺麗なのを見るのは久しぶりです。

陸の貝の殻が、いっぱい落ちている場所では

みんなで遊んでいるうちに、“髪飾り”が完成しました!

🤣

オオバヤシャブシの葉が、何者かに食べられていたので、近づいて観察。

すると、ヒラアシハバチの幼虫が、逆立ちしてお尻を振っていました(威嚇?)

「雑技団みたい」と言いながら激写!🤣

小さな虫を撮影しながら二人で、「目線いただきま〜す」と、声をかけていたのも面白かったです😊

って感じで、あれこれ遊びながら…

1時間ほど歩いて、ランチタイム。

目的地の赤ダレは切り立っていて、景色を楽しみながらのんびりできる感じではないので、途中の開けた場所で食べることにしました。
光る海が、爽快でした〜!!

食後は、足元に落ちている火山弾で“顔”を作ったり

カメに見える火山弾を探して、一緒に写真を撮ったり

時々振り返っては、「きれい〜」と言い合いながら

赤ダレに到着しました!

すでに太陽の位置が低く、赤いというより黒っぽくなっていたのは残念でしたが、「背後が垂直な崖」というダイナミックな風景は楽しめました。

実はこの日、お客様から「プラネット・グミ」という、面白いお菓子をもらいました。
「地球の形をした青くて丸いグミを食べると、中からマグマのような赤い物体が出てくる」とのこと!

「それならぜひ、かつて近くでマグマを吹き出したと言われている『赤ダレ』で食べよう」と計画し…

実行しました!!

中には、ベリー系のジャムみたいなものが入っていました。
でもマグマを溢れさせると手が汚れるし、「鮮やかすぎる青色は何なのか?」と考えると、ちょっと怖い😅
(深く考えなければ、甘酸っぱいお菓子でした。ネットで調べたら、結構人気みたいですね)

さて、帰り道も、またまた足元に“顔”発見。

「行きは気づかなかったのに、少し場所がずれるだけで見えるものが違いますね〜」と言い合いつつ、表砂漠を歩いて

次なる目的地へ!

表砂漠の中では一番見事な、ススキの群生地に到着しました!

逆光に輝くススキ、絶好調です!

しばらく、みんなでキラキラに埋もれて時を過ごしました。

その後、草の茂る道を歩き

溶岩丘の上に登って、ティータイム。

以前より木が増えて、眺めを遮るようになってきたけれど、まだここから見下ろす景色は最高です。

2人とも、新型コロナのピーク時は仕事が本当に大変で、特に1人は感染症の専門の部署にいたため、何日も自宅に帰れず病院に泊まり込みで仕事をしていたそうです。そして4年経ってようやく、自由に動けるようになったとのこと。

なので今回のツアーではキラキラを眺めながら、のんびり暖かいお茶を飲んで、リラックスしてもらいたいな…と思っていました。
願いがかない、本当に良かったです。

伊豆大島の火山や生きものたちが、2人に「お疲れ様」と言っているような気がしました😊
幸せな1日に、感謝💖

(かな)

おまけ
ツアー終了時に、スタート地点に、今シーズン初のヤブツバキがが開花していました💖
コメント
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