グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

大島の空から=その⑦ (三原山の絶景)

2020年01月17日 | その他
“大島の空から” 第7弾! 三原山の絶景
今回も“三原山”を中心に上空から見てみたいと思います。

“御神火スカイライン”から見た三原山。
昨年の台風後、元町から上るこのルートは通行止めとなっています。

手前、外輪山の一番高い所に有る白い施設は国土地理院の計測機器
此処から三原山に設置された反射ミラーに向けレーザーを飛ばし
定期的に距離を測っています。
ちなみに、この施設の近くに“一等三角点”が有ります。

三原山の裏側(東側)に回ってみましょう。

86年噴火後、真っ黒だった斜面がハチジョウイタドリとススキに覆われています。
しかし、右の方は殆ど植物が生えていない様に見えます。

移動してみると・・・。

右側は、北東風(ナライ)が吹き抜け種が定着できないのか?真っ黒な状態ですね。

北西に機首を向けると、中央には“櫛形山” 櫛の形はしていないのですが・・・

左裾野には、長い年月を掛け雨に削られた谷が伸び
画面左下には、雨の流れが作った面白い模様が見えています。

櫛形山の東斜面を降りた所が国土地理院の発行している地図上で
日本で唯一“砂漠”と表記されている真っ黒な台地。

この撮影時は、大量の雨が降った後なので幾筋も溝が掘られていました。

南側に目を向けると“白石山”の岩肌が見えます。何だか的の様な?掌の様な?

年代は分かりませんが、かなり昔に噴火した事が有るそうです。

白石山の麓に沿って西へ進むと、視界が開け海が見渡せる谷に出ます。
谷の淵は、江戸時代に三原山から流れ出た溶岩で15m程の垂直な崖。
谷間は赤い壁に囲まれ息を飲むような絶景です。 

“アカダレ” 此処は”8世紀”頃に噴火をした場所との事。

以前TVの番組で紹介する時名前の由来を聞かれました。
大島では“前掛け”を“前垂れ”と言うそうです。

大島一周道路“かっぱのはし”から山側を見上げると・・・

まさに赤い“前掛け”が下がっている様に見えます。(黄色の↙)
此処は、数少ない一周道路から三原山本体が眺められる場所です。 By GIBA


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