ルリモンハナバチだと思う。関東地方以西にだけ棲んでいるらしく、あまり見掛けない珍しい蜂で、環境省のレッドデータブックには載っていないようだが、絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定している県もある。名前のように瑠璃色の紋様が綺麗な蜂で、オオセイボウと同様に、自分では巣を作らず、他の蜂の巣に卵を産み付けて寄生するちゃっかり者の蜂だそうだ。
顔はスズメバチに似ていて怖そうに見えるが、蜜を舐めるのに忙しかったのか、近づいても逃げることもなく攻撃的でもなかった。体長は1.5cmくらいで、顔に似合わず温和しい蜂なのかもしれない。