山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

お米さん、ヤッサンの気持ち

2014年10月18日 | 子育て
「ザク、ザク」、「ザク、ザク」稲が刈られていきます。


ちょっと「ヤッサン」に一言聞いてみましょう。

わ た し どんな気持ちですか?

ヤッサン う~!もう少ししたら刈られると思うと・・・。

     でも、これが自分の役目だからね。

わ た し 役目?

ヤッサン そう。刈られて、干してもらって、脱穀してもらって、籾摺りをしてもらう。

     玄米になるでしょ。

     最後に、糠を取ってもらったら美人になるでしょ。美味しくなるのよ。

     そして最後には、みんなに食べてもらうの。

     刈ってもらうと、ちょっと痛いけど干してもらうと逆さになるでしょ。

     茎や葉っぱの中にある栄養を籾の中に最後の一滴まで送るの。

     それができると私たちは生きとだえるの。これが役目なの。

     でもね、それをみんなに食べてもらえるから、みんなの体の中で生き続けていくことができる。

     みんなの栄養になってね。

     私たちの先祖は、弥生時代からず~とそうしてきたの。

     これからも地球がある限りね。

     だから、寂しくも、怖くもないの。

     みんなの役に立つということは嬉しいものだよ。

     沢山のお米さんができると嬉しくて、嬉しくてたまらないの。

     特にこんないい子たちに刈ってもらえると沢山お米さんができ良かったと思うんだ。

わ た し ありがとう。

     いつも当たり前に食べているけど、いろんな人がいろんな形で携わり出来上がっているものね。

     大事な命をもらって自分たちが生き延びているんだものね。

     ありがとう。

     今日参加してくれた多くの人たちにも、その気持ちを良く伝えるよ。