大地震

　新聞・テレビなどで熊本地震の報道が続いているが、東日本大震災の時もそうだったが、自分自身の心が萎えてくる。

　東海地震のことが報じられてから多くの時間が経過しているが、今のところ大地震の体験はしなくてすんでいる。いつか地震が襲いかかってきたときには、東北地方や熊本でみた光景の中に自分自身が置かれるのだと思うと、気が滅入る。

　この間、あの田母神が逮捕されたりしているが、そうしたことにコメントする気持ちになれない自分を発見する。とりわけて、昨年お会いした熊本の方々がどうしているのだろうかと、気にかかる。

　横目でテレビが映し出す被災地の状況を見ながら、日常を今まで通りに生きている自分の存在を後ろめたく思ったりもする。

　被災者の方々が絶望的な状況を体験しながら、今後希望に向かって生き続けることを選択して生きて行かれるわけだが、その途上における苦難を想像する。

　しかしそれも明日は我が身である。

　戸外には、飲み水の備蓄をしているが、食品などは用意していない。防災食品を買った方がいいのではと話す自分。昨日ヘルメットを通販で買うことにした。

　突然の大きな災害に際会したときの自分は、その苦難をどのように乗り越えていくのだろうか。昨夜からいろいろ考えながら、来週の講座の準備をする。来週は、ナチスドイツとヒトラーの話をするつもりだ。