浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

SPEEDI活用?

2016-04-13 22:16:36 | その他
 原発事故の際、放射能の拡散を予測するシステムであるSPEEDI。今日の『中日新聞』に、静岡県知事が活用する方針だという記事があった。浜岡原発は現在稼働していない。知事は再稼働を容認するつもりなのか。

 自治体の資料を見ていると、つくづく日本の自治体には自治はないと思い知らされる。都道府県は、国の政策を市町村にどう実施させるかを指導監督する機関であることがよくわかる。市町村には、ほんとうに限られた選択幅しかない。

 ※ その記事の下に、浜松市などが「特別自治市 法制化を協議」という記事があるが、要は政府の施策を県を通して実施するか、それとも県を通さずに自分でやるかの違いにすぎない。それほど自治体には権限がない。政府の施策に反することをしたら、カネで締め上げられる。

 政府が原発再稼働を求めてきたとき、県はその政策を御前崎市に伝達し、御前崎市とともに再稼働へと進んでいくのではないかと思う。

 御前崎市長選では、原発の再稼働がまったく争点にならない。それはそうだろう、市民の投票する姿がテレビ画面に映し出されたが、その施設の立派なこと。

 原発があることによって、莫大なカネが投下されている。そのカネを市民らはよろこんで受け取りつかっているのだ。だから、もし浜岡原発が事故を起こし、その周辺が放射能で汚されても、甘受してもらうしかないと思うこともある。福島の事故以降、御前崎市民には賢明な選択をする義務がある。

 原発立地自治体は、原発マネー漬けになっている。自治体も、住民も、それを期待し、それに浸かりきっている。未来を志向した選択ではなく、「現実」、それこそ「今」だけを考えた選択。

 その選択が、今まで、様々な禍根をつくり出してきた。
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赤枝議員の発言

2016-04-13 22:08:16 | その他
 荻上チキのTBSラジオ番組で、自民党の国会議員赤枝恒雄が、子どもの貧困対策を推進する議員の会合で、意味のわからない発言をとりあげた。なお赤枝氏は、医学博士で赤枝六本木診療所産婦人科院長である。

 『朝日新聞』がその内容を紹介している。『朝日新聞』が発言を起こしてくれた。感謝したい。

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4F5Q88J4FUTFL00F.html?rm=107



 お話をうかがって私はがっかりした。高校や大学は自分の責任で行けばいい。

 今の義務教育でいいんですか。これをもう1回考えてください。中学校の教科書、見たこともちろんあるでしょう。私は中学校の教科書見たら、これがわかっていれば実務社会の、英語もそうですけど、これがわかってれば、絶対社会に通用するんですよ。

 それが中途半端に15歳が来たら高校に行けます、卒業します、できますよ、とんでもないことですよ。世界ではこんな、こういう国もあることはありますが、やはり中学校の卒業試験というのがあるわけです。オランダもそうですよ。スペインもフランスもそうでしょう。卒業試験があるわけですよ。

 日本は卒業試験がないんで、なんで卒業試験ないんだって文科省(文部科学省)に聞いたら、いや、日本でそんなことしたらどんどん義務教育のお金が高くなるからねって言われて、よくわかんないこと言われましたけど、とりあえず中学校卒業した子どもたちはね、中途半端に出てその後に、仕方なく親が行けってんで通信に行ったりしながら、やっぱりだめで女の子はキャバクラ行ったりとかですね、実際望まない妊娠が結局いま中学校、それから40歳以上の、まあ40歳以上は望んでるんですけど、出産増えているのはその世代なんですね。20歳、30歳は全然産みませんから。

 そういうことで望まない妊娠するってのは、できちゃった婚は10代で80%ができちゃった婚なんです。本人の、ある程度計画性のない結婚、80%ですよ。それから離婚する、若くて、離婚したひとり親になる原因は離婚ですから。ほとんどは。その離婚した後のご主人からの仕送りがある人は本当に一部なんですよ。だからそういうことで貧困になっていく。

 ですから中学までの義務教育をしっかりとですね、命がけで我々国がですね、やって、進級させない、落第もあり、卒業試験やるという風にきちんとやればですね、社会で通用するんですよ。そこまで国は責任を持ってやって、後はもう本人が社会ですから。もう。高校行く、それはもう立派に働く人、色んな人いるわけで社会ですから、そこになったらもう後は自立する支援だけですよ。必要なのは。

 本当にそういうところはですね、義務教育をとにかく、これからもう本当に厳しくですね、義務教育をしっかりやれば貧困はありませんと、僕はそこまで言いたいくらいに、義務教育って大事だと思いますので、その辺はいかがでしょうか。
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イソシアネート

2016-04-13 08:00:31 | その他
 イソシアネート、初めて聞くことばだった。ボクも会員となっている市民科学研究室に入会された方が、このイソシアネートの化学過敏となって苦しんでいるというのだ。

 そこで調べてみた。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~vocgeca/isoshia%20kaisetukokuminnkaigi22.html


http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/healthy/jsce/jjce21_1_82.pdf

http://npovoc.org/pdf/f6.pdf

 みられるように、大変危険な化学物質であるが、日本では野放しだという。EUやアメリカでは使用禁止となっている。

 このイソシアネート、あらゆるところに使われているようだ。ところが、今までその毒性について知らされることはなかった。新聞やテレビでも報じられてこなかったのか。

 この問題について、もっと調べてみたいと思う。
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オバマ大統領の広島訪問

2016-04-13 00:10:03 | その他
 オバマ大統領は、ノーベル平和賞受賞者である。それも核不拡散などを訴えて受賞した。オバマ大統領は、核兵器の問題に、実は関心を強く持っていたようなのだ。

 前回来日したとき、大統領は広島訪問の意思をもっていたのだそうだ。ところが、日本の外務官僚がそれを押しとどめたという。今訪問すると・・・といろいろなことを入れ知恵したのだそうだ。

 しかし大統領の任期はもう長くはない。おそらく大統領は、広島を訪問するのだろう。そして核に関して何らかのメッセージを発するのだろうと思う。

 ケリー国務長官は、広島を訪れて、原爆資料館、原爆ドームなどを見て回ったそうだ。資料館は、8月6日とその後の原爆の悲惨を教えてくれる。ボクは何度か訪問しているが、世界の人々が訪問するべきだと思う。こういう悲惨は二度と繰り返してはならない。

 国務長官は、原爆資料館で芳名録に記帳を行い、こう記したそうだ。

世界の全ての人々が(被爆の実相を伝える)この施設が持つ力を見て、感じ取るべきだ。核兵器の脅威をなくすことが私たちの義務だということだけでなく、戦争そのものを避けるためにあらゆる努力を払う必要があることを、明白かつ厳しく、切実に思い起こさせる。戦争は最後の手段でなければならない。決して最初の選択であってはならない。世界を変えるために努力を重ね、平和を実現し、世界中の市民が切望する未来をつくらなければならないことを、この施設は強く訴えている。

 原爆資料館は、こうした感想を生み出す力がある。今こそ、その力を発揮してほしいと思う。
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