浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

要するに・・・

2016-04-09 20:33:06 | その他
 今月号の『Journalism』を読み終えた。いろいろな人が、いろいろなテーマで書いているが、ほぼ共通していることは、政府など政治権力からの圧力を云々する前に、放送局・新聞社、そしてそこで働く者たちが、みずからの使命を認識して、権力にすり寄ることなく、政治圧力に弱い体質を取り除き、自粛や萎縮を断ち切ることが重要であるということだ。

 ボクも組織の中で働いてきたから、権力に寄りかからず、自粛せず、言いたいことをきっぱりと言い続けることは、なかなか勇気がいることであることは理解できる。しかし、そういう人間であり続けること、そういう人間が増えていくことは、実はとても大切なことだ。それこそ、民主主義の問題なのだ。

 権力にすり寄り、圧力に屈し、自粛や萎縮を繰り返せば、民主主義が破壊される。

 権力者は、こちらが一歩退けば一歩どころか二歩も散歩も前進しようとする。権力者に対峙するためには、ひるまないことだ。その地点を死守する。引き下がらない。

 一度でも引き下がると、それは弱みとなる。引き下がることなく、とにかく前へ。これが権力者と闘うコツである。

 メディア関係者には、がんばってもらいたい。
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「原理主義」は狂気?

2016-04-09 11:55:02 | その他
 外国のことではあるが、こういう事実を知ると暗澹となる。

http://www.cnn.co.jp/world/35080901.html?ref=rss
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必読。現在の社会を知るために

2016-04-09 08:32:56 | その他
 「ダイヤモンド」ON-LINEにある記事、「普通の女子大生が売春!?女性の貧困はここまできた」は、現在の社会状況を知るためには必読である。

http://diamond.jp/articles/-/89294
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誤報を検証するサイト

2016-04-09 08:07:53 | その他
 『Journalism』4月号に「誤報を検証するサイト「GoHoo」は報道品質向上の触媒たることを目指す」という文が掲載されている。

 新聞やテレビは、誤報するものだ。記事を書くときには、きちんと事実を調査して書いているにもかかわらず、調べた「事実」が事実ではなかったということはある。記事中の主要な事実については正確でも、その事実の周辺の事実に間違いがあることがある。
 誤報をしたときに、誤報を潔く訂正することは、事実を報じるメディアとしては当然のことだ。

 記事中の「事実」が事実でなかったことは、他者からの指摘があって判明することが多い。書いた本人が気づくことは多くはない。そう思い込んで書いているからだ。

 さて、他者からの指摘、というとき、その他者というのが問題となる。自分にとって都合の悪いことを書かれた者あるいは組織が、事実であるにもかかわらず、それは事実ではないとすることがあるから、どういう他者であるのかが重要なのだ。

 第三者的な組織が、誤報であることを、きちんと根拠をあげて証明する、これこそが求められている。そういう組織があった。

 それがこの文だ。この文を書いているのは、楊井人文氏。もと新聞記者で、現在弁護士である。彼が誤報を指摘するサイトを運営しているのだ。そのサイトは下記。ぜひアクセスしてほしい。

http://gohoo.org/
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