浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

北海道五区補選結果

2016-04-24 23:23:53 | その他
 自民党候補で、公明党、大地の党などが推薦する候補が勝利したという。投票率は57.54㌫。2010年は53.48㌫、2012年は60.18㌫、2014年は58.43㌫で、町村がだいたい12万5千から13万票を獲得してるから、その自民党などの票をどれだけ超えることができるか、ということであったが、その場合投票率がかなりアップしないと、非自民ではなかなか勝てない。

 前回とほぼ同じという投票率だったから、非自民を勝たせようという風は起きなかった、起こせなかったということになる。

 ボク自身は、TPPを推進し、軍拡を進め、対外戦争に参加させる政策の自民党に投票するなんて考えられないけれども、しかし北海道5区の人は自民党を選んだというわけだ。

 非自民に有利となる風を吹かせるためにはどうしたらよいのか、それを考えるべきだろう。参議院選挙を前にして、非自民勢力は戦術を鍛え直す必要がある。
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福沢諭吉を読む(2)

2016-04-24 22:27:59 | その他
 遠山茂樹の『福沢諭吉』(東大出版会)を読み終えた。この本、学生時代に購入したものだが、読み終えたのは一昨日。福沢諭吉についての概略を学べたように思う。丸山真男の『福沢諭吉の哲学』(岩波文庫)は、福沢を高く評価しているが、やはり1880年代以後は、どうもいけない。

 日本を文明化させるという目標はあり、それが理想であったのだろうが、しかし一定の文明化ができた後の理想を諭吉は持てなかったように思える。

 諭吉のめざす方向と明治政府の方向とは、ほぼ同じであったのではないか。基本的に、諭吉は明治政府と闘う、あるいは対立することはしたくない、常に社会秩序の維持、官尊民卑打破を唱えながらも官民調和を重要視していたから、基本的に明治政府とは敵対関係にはならない。

 諭吉と明治政府は、明治初期を除き、同じ基盤に立っていたと思う。また諭吉は、己を恃みすぎるところがあり、他の者(集団)とともに何事かをすることができない。

 そして諭吉の呼びかける相手は、士族であり、少なくとも豪農以上の人々であって、民衆ではない。

 そして『福沢諭吉選集』を第一巻から読み始め、第一巻をほぼ読み終えた。『西洋事情』は、書名通りに西洋の事情を紹介するものだが、諭吉の博識、あらゆることについて言及することに驚き、またそれもあんがい読みやすい文で綴っていることから、多くの人の目に触れたことだろう。諭吉がそこに記したことは、自ら見聞したこと、また英書などで学んだことをもとにしているのだろうが、このように簡易なまとめ方ができると言うことは、さすがに百科全書的な知識人であったようだ。

 「唐人往来」は、西洋人を冷静に見ること、諭吉はおそらく西洋文明を是とし、そこをめざすべきだと思いつつも、しかし西洋人に劣等感を抱くことはなかったようだ。文にそれが現れている。基本的に西洋人も、日本人も人間に違いはないという視点はもっていたのだろう。ただし、文明化されていないところ、あるいは中国などに関してはかなり蔑視的な記述がある。

 それにしても、彼の「見聞報告書」、「西航記」には、彼の進取の精神が満ちている。

 今月中に、『選集』を読み終えなければならない。

 福沢諭吉、関心を持ってはいたが、あまり読んで来なかった。近代史を研究する人々は、福沢を必ず経由しているように思う。遅れてきた人間であるという自覚をもつ。
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被災者より自衛隊

2016-04-24 21:15:36 | その他
 これが安倍の本質だな。

http://lite-ra.com/2016/04/post-2184.html
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NHKの政府広報機関への途を歩む

2016-04-24 15:12:35 | その他
 籾井というのは、政府から送り込まれた忠犬ハチ公だな。NHKをみずからと同様に政府にとっての忠犬に変えようとがんばっている。NHK内部からの抵抗、日放労の抵抗、聞こえてこない。退職者の抵抗はあるが・・・

 NHKは北朝鮮のテレビ放送を笑えないね。

http://mainichi.jp/articles/20160423/k00/00m/040/126000c
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必読、この対談

2016-04-24 09:05:06 | その他
 この対談を読む。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160424-00115149-toyo-soci


 昨日、某家に資料調査に行った。その際、ご当主のW氏から、農業で「自然に対する謙虚さ」を学ぶという話が出た。

 仕事を辞めてから、再任用という制度で働いている方々から、「何してるの?やることないなら働いたら?」などと言われる。いやいや、畑の仕事や講座の準備などで、忙しい日々を過ごしている。そういう質問をする方々こそ、今までやっていた仕事しかないから、時間をつぶし、少しのカネを稼ぐために同じ仕事で働いているのだろうと思ってしまう。他にやることないの?と、のどまで出かかってしまう。

 近在の畑、何も作らず雑草に覆われているところを見る。誰かやればいいのに。ボクはもう、2教室以上の面積をつかって野菜を作っている。これ以上は増やせない。
 今日はタマネギを抜く。一昨日、葉が枯れかかっているタマネギを抜いたら、根のところが腐っていた。近くの農家に持って行ったら、今年の気候は寒暖が激しくていつもと違うから、「葱坊主」が出たりしている、だからもう全部とってしまえといわれた。本当はまだ収穫の時期ではないのだが。
 農業はおもしろい。同じようにやっていてよい作物ができるときとそうでないときがある。なぜ?長い間農業をしている方々はその理由を推測できるのだが、素人であるボクはわからない。まさに謙虚にならなければならない。自然に対して、先達に対して。

 パチンコの前を通ると、その駐車場はいつもいっぱいだ。ここにいる人たちが農作業をするようになったら、登いつも思う。

 先ほど紹介した対談にこの一節があった。

平田:・・・海外に目を転じると、子育て世代のために様々な優遇政策がとられています。たとえばフランスでは、子どもを三人以上もつ親は、美術館などの文化・レジャー施設の料金が大幅に割り引きされます。これは子どもと一緒でなく、親がひとりで利用するときでも適用されます。子育て中であっても、子どもにかかりきりになるのではなく、演劇や美術、映画や音楽といった「文化」に触れる機会を失わないように配慮しているんです。

■ 文化や芸術に接する権利を軽視している

 藤田:欧州は「生存権」をとても大事にしているのでしょう。そもそも生存権とは、単に生きているだけではなく、「健康で文化的な最低限度の生活を営む」権利のことです。しかし日本の場合は、そうした文化や芸術に接する権利を軽視している。生活保護を受けている人がコンサートに行ったり、映画を見たりしていたら、「生活保護のくせに、ぜいたくだ」などと言われてしまう。


 日本では、文化を享受するためには多額のカネを費やさなければならない。クラシックコンサートのチケット代もかなり高い。
 イギリスに行ったとき、「喜歌劇こうもり」のチケットが安かったので観劇したことがある。高い、という感覚はなかった。日本では後ろの座席でも8000円以上だ。

 幼いときから、日本人は文化や芸術を享受する時間的・経済的余裕のない生活に生きる。だから、年齢を重ねて何もなくなったとき、何をしたらよいかがわからず、パチンコなどに時間を費やす。

 生活保護の人がパチンコをしていると、通報されるという条例をつくったところがある。しかし、パチンコではなく、ゆとりある時間を有効につかう手立ては示されない。自分で探せ、という声もあるだろうが、仕事仕事で生きてきた人に、文化や芸術を享受する生活は馴染みがないのだ。

 フランスのように、人生を文化的に豊かに生きる生活を、国全体で保障する、そういう社会にすべきだ。今は、さらに悪くなっているが、まだまだ日本には、改められなければならないことがたくさんある。
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オバマ大統領広島訪問についてのアメリカの動向

2016-04-24 08:42:59 | その他
 表題に関する、以下三点の文を紹介する。

http://newsphere.jp/world-report/20140809-1/

http://newsphere.jp/world-report/20150801-1/

http://newsphere.jp/world-report/20160423-1/
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