私はラーメンズという芸人をまったく知らなかった。テレビを見ないから当然といえば当然だが、しかし彼らのネタには人権感覚も品性のかけらもない。
電通の、オリンピックの開閉開式の中心にいた佐々木宏と言い、小山田と言い、このもとラーメンズと言い、よくもこんな胡散臭い人物を集めたものだと驚く。
電通と安倍晋三=自民党・公明党政権とそれに続くスカ=自民党・公明党政権とが密接につながっていることは周知のこと。
これらには、人権感覚も品性もないという共通した本質がある。
そしてラーメンズの漫才を見て笑っている人びと、悲しい。
この中野晃一氏の意見に同感する。
日本のエンタメ業界そして社会全般が、いかにカジュアルな差別言動を消費してきたかが、オリンピックを契機に浮かび上がった形ですね。さらにそうした精神的退廃と権力と金の蜜月関係や、こんな事態になっても「盛り上げて」この汚辱に満ちた状況を覆い隠そうとするスポーツやテレビ関係者の姿も。
オリンピック組織委員会=電通は、よくもまあ人権意識のない者ばかりを選んだ者だ。オリンピック開会式と言えば、他国は世界的に有名な方が演出されていたと記憶している。日本は?
「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」五輪開会式ディレクターの小林賢太郎氏、芸人時代にホロコーストを笑いのネタに
https://javelinmitsu.com/rameeakobayasuoi/
ラーメンズ『鯨』より「絵かき歌」
私は、こういうものを見て笑っている日本人の感性に絶望を覚える。
世界がホロコーストを笑いの対象としたことを知り、抗議が始まった。
SWC Condemns Anti-Semitic Remarks by Director of Opening Ceremony of Tokyo Olympics
ネットを見ていると、テレビでコメンテーターらが語ったことが報じられている。彼らは他人や普通の人々と異なる意見を表明することが多い。テレビに出演し続けるためには、他人とは異なる意見をもっているユニークな人材だと認められることが求められる。だから、ふつうの人びとの意識と隔絶していく。
そしてもう一つ。コメンテーターらは決して「知識人」ではない。専門的な知識を持っていないにも拘わらず発言を求められる。その発言があまりにも稚拙であることが多い。私がテレビを見ない理由でもあるし、ラジオのDJを聴かない理由でもある。あまりに知的レベルが低い発言が散見されるからである。
小山田圭吾氏を「引きずり下ろした」政府が隠したい、日本のいじめの不都合な真実
日本の猛暑。この猛暑に驚くアスリートは多いだろう。メディアでは、オリンピックが開催されれば日本はメダルラッシュになると言っていた。猛暑だけではなく、コロナ感染を避けるべく、直前に来日して身体のコンディションを調整する間もなく試合に出る。日本選手が有利に決まっている。 外国人選手に不利な状況を喜ぶアスリートがいるようだ。日本人の品格を下げるというしかない。