浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

バカにされているということ

2022-02-11 13:08:47 | 社会

 毛ば部ラジオの今日の内容。

山際大臣 「医療ひっ迫はない」と断言

 聞いていれば、当然政府、山際大臣の答弁に怒りを覚えるのは当たり前。

 でもなぜそんな答弁を続けるのかと言えば、日本の国民は、新型コロナウイルスに感染したひとが自宅放置されても、治療を受けられなくても、何も怒らないことを、自民党・公明党や官僚はよく知っているからだ。

 昨年10月31日の総選挙、それまで悪政、ものすごい悪政が行われていても、国民は投票に行かなかったり、自民党や公明党、維新に投票しているのだ。

 自民党・公明党政権や官僚がどんなに悪いことをしても、国民は静かに、日々の生活を営んでいる。政治とは無関係に、人々は日常を生きている。

 私は、昨年10月の総選挙の結果から、日本という国民のありようを知ってしまったような気がする。

 

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産経新聞と一緒に「歴史戦」を担うNHK

2022-02-11 08:34:12 | メディア

 NHKの岩田明子が、「シブ5時」という番組で、「歴史戦」を担うという。「歴史戦」ということばの淵源は、下記の記事に記されている。

「歴史戦」という言葉(鈴木耕)

 「歴史戦」という語を肯定的につかうひとを、私は「ネトウヨ」としているから、NHKの岩田も同類となる。

 したがって、NHK自身が「ネトウヨ」と足並みを揃えてきているという認識すらもつ。「河瀬直美が見つめた東京五輪」という番組で、東京オリンピック反対デモにカネをもらって参加したというフリップをつくって報じたことも、想定内だ。

 要するにNHKも「歴史の捏造」や「事実の捏造」に加担し始めたのだ。

 そのNHKが、番組を制作した者を処分したという記事があった。

五輪番組字幕の内容は「誤り」とNHKが初めて認める ディレクターら懲戒処分

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自立

2022-02-11 08:34:12 | その他

 以前、仲よくしているメディア関係者が、会社をやめたいと言っていたことがあった。私は安易に判断してはいけない、みずからの生活がきちんと維持されていること、経済的に自立できてこそ、いろいろなことがやれるのだと説得した。

 フリーのライターで生きていくことはなかなか難しい。給与として支給される金額を原稿料で稼ぐことは、そう簡単ではないこと。ひょっとしたら、カネを稼ぐために、原発賛成の原稿を書かざるを得ないかも知れない(そうした記事は原稿料が高い)・・・そうなったら、フリーになる意味はない・・・などと説得した。

 一人は「出世」し、ひとりはやめて山の中の生活に入り、ひとりは地方をまわっている。

 生きていくための資力がないと、逆に自由を失う、おのれを偽るという結果になりかねない。

 『Journalism』2月号に、アイティメディア株式会社社長の大槻利樹さんへのインタビュー記事が載せられていた。「孫正義のDNAを継いで」いる人だ。彼はこう云っている。

 赤字になったらどこかに頼らないと生きていけないでしょう。「報道の自由」なんて格好いいことを言っても、誰かに依存していたら、報道の自由もへったくれもあったものじゃない。自立しているからこそ、自らのオピニオンを伝えられる。

 その通りだと思う。これは朝日新聞社に対する助言なのだろうが、私たちが生きていく上でも重要な助言である。

 様々な自立がある。経済的、精神的、学問的、生活的・・・・・ひとは、できうるかぎり自立を求めて生きていくことが肝要だ。もちろんそれは、批判的精神を維持するために必要なことだからだ。

 

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