北朝鮮がミサイルを撃ったそうだ。そして中国によるウイグル族迫害の証拠となる文書が公開された。ロシアによるウクライナ侵攻・・・・すべて社会主義を謳った国家である。
私は若い頃、マルクスやエンゲルスを読みあさった。レーニンについては、すでにその頃から「レーニンから疑え」という意見もあったので、あまり深くは読んで来なかった。
ロシアもかつて社会主義権力、中国も、北朝鮮も社会主義権力が牛耳っている。
本来ならば先進国で革命が起きるということであったが、ロシアなど中後進国、民主主義的経験が未熟なところでしか起きなかった。そこで打ち立てられた政治権力が行ったことを振り返れば、「スバラシイ!」というようなことはなかった。
なぜなのか。ロシアのウクライナ侵攻を契機に、私は社会主義という社会における政治権力には、本来的な欠陥があったのではないかと思うようになった。
プーチンの個人的資質に大きな問題があることは当然ではあるが、中国の習近平が行っている強烈なウイグル族「同化」策(同化できないヤツは殺してもよい)を見ても、「こりゃダメだ!」というしかない。
もちろん近代日本国家も、アイヌを同化し、沖縄を迫害し、朝鮮を植民地化し、中国始め東アジア、太平洋地域に侵略していったことをみれば、資本主義権力も同じようにヒドイということだ。アメリカはもっとヒドイ!
ということは、政治権力というのは、本質的に「悪である」という認識が正しいということだ。政治権力は「悪」を付帯しているといってもよいだろう。