浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】『現代思想』6月臨時増刊号「ウクライナから問う」

2022-05-26 16:31:23 | 

 『現代思想』に収載されている論攷をほとんどすべて読み終えた。2月24日にロシアによるウクライナ侵略が始まり、この特集を企画したのだろう、執筆者の執筆時期は4月20日前後が多い。この短期間にこれだけの原稿を集められたことに敬意を表したい。

 数編だけ冗長なものがあったが、多角的な視点からこの侵略を捉えようとしていて、とても参考になった。

 この本がどれほど売れているかはわからないが、これを多くの人が読むことは、この侵略を理性的に把握することに大きく寄与すると思う。

 ここには、れいわ新選組のように、バイデンが戦争をながびかせているというような憶測に基づく論攷は見当たらない。またどっちもどっちという無責任な論攷もない。「代理戦争」ということばは、青山弘之氏の「シリアとウクライナ」の文にはあったが、シリアとの関係からの主張は理解できるもので、無責任な放言を繰り返している方々が語るような内容ではなかった。それはそれで考えさせるもので、シリアにおける戦争がウクライナにおける戦争と連動する動きは警戒しなければならないと思う。

 私たちは、侵略という暴力に対して、暴力を以て対応するのではなく(ウクライナの人びとが武力で抵抗するのは理解できるが)、ことばをもって闘うことが大切だと思う。侵略という暴力、この場合はロシア=プーチン政権による国際法違反の暴力を徹底的に批判すること、これである。

 そして私たちは、このような非道な暴力を振るう、ロシアやプーチン政権なるものを理解しなければならない。理解する、それはことばによってなされる。

 この『現代思想』はそうしたことを試みている。収載された論攷を前に、私たちは脳を活発化させるのだ。

 

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プーチンは戦争を利用する

2022-05-26 16:31:23 | 国際

肥大化したロシア国民の愛国心…プーチン政権がプロパガンダであおる 侵攻の出口は見えず

ウクライナ侵攻の原型は「自作自演」か…プーチン氏が権力を握った爆破事件と謎の死

 プーチンは、権力保持のためには、自国民をも殺害する。

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ウクライナを想う

2022-05-26 16:31:23 | 国際

登紀子の「土の日」ライブVol.21「ウクライナに愛を」

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ロシア人の心性

2022-05-26 07:53:41 | 国際

 過去の栄光を取り戻そうという動きがある。ロシアがそうだ。経済力その他も低下してしまったロシア、ただ核兵器だけを大量に所有している国である。

 そこに住む人々は、落ちぶれていくロシアの現状をみて、過去の栄光を探っているようだ。

プーチン氏は「手ぬるい」 ロシアで高まる独裁者スターリン人気「民主主義ではなく『皇帝』が必要」

 一般的な庶民は、どこの国でも、権力に従い、権威に弱い。権力や権威に異を唱える人びとは多くはない。

 しかし私は、反骨精神を持った人びとと、たとえ少数であっても、支えあいたい。

 ロシアには、こういう声明を出す人たちがいる(『現代思想』沼野恭子さんの文からの引用)。

ロシアがウクライナに対してしかけた戦争、これは恥辱である。これは私たちの恥辱であるが、 残念ながら、その責任を負うはめになるのは、私たちの子どもたち、まだ全く若い世代、 そしてまだ生まれてもいないロシア人たちだ。 私たちの子どもたちが、侵略国に住むことになるのも、自分の国の軍隊が隣の独立国を攻撃したことを恥じるようになるのも、まっぴらごめんだ。

私たちはロシアのすべての市民に、「この戦争にノーと言おう」と訴える。私たちは、独立国家ウクライナがロシアやその他の国の脅威になっているなどとは思わない。 ウクライナ国民が「ナチ党員」の影響下にあるとか、ウクライナ国民を「解放」する必要があるなどというウラジミール・プーチンの言明を信じるわけにはいかない。 私たちはこの戦争を中止することを求める。

 

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サントリーは買わない

2022-05-26 07:53:41 | 社会

 アベ主催の「桜をみる会」、ホテルでの前夜祭にサントリーが酒を無償提供していたそうだ。

 私は、森永、雪印を、事件が起きてから一切買わないで生きてきたが、ここでサントリーも買わないことにした。といっても、私は酒を飲まないから、ほとんど関係ないが。

桜を見る会前夜祭で新たな利益供与疑惑

【追記】『日刊ゲンダイ』がこの問題を記事にしている。サントリーの社長はアベ友のようだ。

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