関西テレビで10回にわたって放映されたドラマ・エルピスを一挙にみた。韓流のドラマ張りの緊張感と真実に対する燃えるような情熱を感じた。それと同時に、権力を掌握している者どもが、真実を隠し、罪をなすりつけ、そして邪魔者を消し去るという野蛮な姿も描かれていた。
韓流を見慣れている者としては、ベッドシーンなんかはなくてもよかったのではないかと思った。なくてもまったく話の展開には無関係。
とにかくテレビ局に勤める若い社員が、しゃにむに真実を追求し、何度も挫折しかかりながら、それでも燃えるような正義感を貫き通したことに感動した。
そして多くの社員がここでも「事なかれ主義」の前に真実を見ないという姿が描かれていた。
そして最後は、悪事が暴かれ、真実が明らかになる。
テレビに不信感を持つ私としては、フジテレビ系の関西テレビがこのような番組を放映したことに驚くと同時に、なかなか頑張っているじゃないか、テレビも見捨てた者じゃないなあと感じ入った次第である。
【追記】このインタビューがおもしろい。