イタリアの思想家であるマウリツオ・ラッザラートの著書(未邦訳)、『戦争か革命か なぜなら平和は選択肢にないからだ』について、廣瀬純さんが紹介している。
資本主義にとって戦争は不可欠のものだと言っているようだ。、資本主義が障壁を乗り越えるためには「戦争」するわけであるが、戦争を起こすのは国家であるがゆえに「資本主義は「資本」単体ではなく「国家=資本複合体」の観点から捉え直さなければならない」とする。
資本主義にとって国家は必要不可欠なものであるがゆえに、末尾の文にはこうある。
「国家によって組織されるすべての戦争を、国家に対する内戦へと転じ、国家制度それ自体を打倒するときにこそ、資本主義は終わるのである。」
つまり、資本主義を変革するためには、国家を倒さなければならないということである。
この本、邦訳されたら読んでみたいと思った。