窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

THE JOY OF PAINTING

2009年01月26日 | その他
  もう20年近く前になりますが、NHK衛星放送で放送されていたボブ・ロスの『ジョイ・オブ・ペインティング』という絵画番組が大好きでした。この番組では(惜しくも95年に亡くなりましたが)ボブ・ロスというアーティストが毎日30分という放送枠内でいとも簡単に油絵を描きあげていきます。描いている筆捌きを見ていると本当に簡単にやっているように見えるのですが、時間が経つにつれ、いつの間にか見事な風景画に変貌していき、それは驚きをもって観ていたものです。

  「果たして本当にあんな簡単に油絵が描けるものなのか?」恐らく番組をご覧になっていた方なら同じような感想をお持ちだったのではないかと思います。その時以来、ずっと「いつか絵を描いてみたい」と思い続けていましたが、習う暇もなく時間が過ぎていきました。

  しかし3年前位からこの『ジョイ・オブ・ペインティング』のDVDが数多く発売されるようになり、インターネットでボブ・ロスが提唱した"Wet on Wet"技法用の絵画セットも買えることが分かりました。そこで番組を観ていた頃の記憶とDVDを頼りに、絵を全く習ったことのない僕が見様見真似で油絵を描いてみました。



  さすがに30分という訳には行きませんでしたが、確かに全くの素人でもそれらしい絵が描けることが分かりました。完成までにかかった時間は6号のキャンパス1枚(番組では倍の大きさの12号を使っています)で2時間ぐらいです。



  番組を観てわかる表面的な技法は確かにボブ・ロスの言っていた通り、さほど難しいものだとは思いませんでした。むしろ細かい点、つける絵の具の量や筆の毛先の向きなどが結構重要で、これらはやはり独学だとなかなか難しいです。また、番組内で使われていた大きさの筆だと6号キャンパスでは小さすぎ、細かい表現に限界があると感じました。

  しかしボブ・ロスの言うとおり、「絵に失敗はない、全ては楽しいハプニング」。良い気晴らしとして楽しくやりたいと思います。

ボブ・ロス THE JOY OF PAINTING1DVD-BOX

ハピネット・ピクチャーズ

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  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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