窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

大相撲5月場所千秋楽(2013)

2013年06月04日 | スポーツ観戦記


  こちらも更新が遅くなってしまいましたが、5月26日、大相撲5月場所千秋楽に行ってきました。前日の14日目に横綱白鵬と大関稀勢の里による全勝対決があり、これを制した白鵬が優勝に大手をかけて迎えた千秋楽。結び前の一番で稀勢の里が勝ち、かつ結びで白鵬が敗れれば、優勝決定戦という状況でした。



  入場した時は十両中盤戦、僕が応援している北播磨と千代丸の取組でした。残念ながら十両十枚目の北播磨は既に負け越しが決まっていましたが、この日も小兵の辛さ、上手出し投げに敗れてしまいました。



  片や体重182kgの木村山に対し、96kgとおよそ半分の体重しかないチェコ出身の人気力士隆の山。しかしこの日は、上手く後ろに回った隆の山が巨漢の木村山を送り出し、大いに館内を沸かせました。



  共に12勝2敗、勝った方が十両優勝という大一番、徳勝龍vs琴勇輝。22歳と若い琴勇輝が突き出しで勝ち、初優勝を飾りました。



  丹蔵は29歳と若手とは言い難いですが期待されている力士。一方、僕が個人的に期待しているのですが、今場所も十両筆頭で負け越しが決まっている、同じく29歳の旭日松。結果は寄り倒しで丹蔵の勝ち。しかし、残念ながら丹蔵も負け越しが決まっています。



  幕下優勝の表彰。幕下優勝は初のアフリカ出身力士として話題を呼んだ、エジプト出身の大砂嵐(金太郎)。しかし、実はアマチュア相撲の世界ジュニア選手権無差別で3位の実績を持っているのだそうです。入門当初、イスラム教徒なのでちゃんこの豚肉が食べられないなどということがマスコミに取り上げられていたと記憶していますが、来日二年で嬉しい幕下優勝、来場所は十両昇進の可能性もあります。金太郎という名前も変わった四股名が多い大嶽部屋らしいです。

 

  幕内土俵入り。

 

  横綱白鳳(左)と日馬富士(右)土俵入り。

 

  TV中継の正面解説は北の富士(左)、向正面は舞の海(右)。まさに黄金コンビ、テレビを観られなかったのが残念です。



  前頭筆頭の地位でここまで10勝4敗、来場所は三役返り咲きの妙義龍と、こちらも期待の力士、前頭十枚目ながら10勝を挙げた千代大龍。妙義龍が寄り切りで勝ち、11勝目。技能賞を獲得しました。



  角番でありながらここまで7勝7敗、大関陥落まで後がない琴欧洲。一方、終盤の三連敗で優勝争いから脱落はしましたが、10勝を挙げている大関鶴竜。しかし、勝負は明らかな無気力相撲と思われる内容で琴欧洲が鶴竜を送り出し、首の皮一枚で大関残留が決まりました。こうしたことは昔から良くあることではありますが、個人的にはこういうところから改めていかないと、大相撲の人気は回復しないのではないかと思います。



  その白けた取組とは対照的に、真剣勝負で臨んだのが大関琴奨菊。大関稀勢の里の優勝にはこの一番での勝利が絶対条件であるだけに、館内は盛り上がりを超えた異様な雰囲気に包まれました。やはり負けられないという重圧があったのか、稀勢の里の完全な立会いの失敗でした。一直線の寄り倒しであっけなく勝負あり。優勝争いから脱落し、失うもののない琴奨菊ではありましたが、それでも恐らく四面楚歌の中で素晴らしい相撲でした。そして、この一番で白鵬の朝青龍に並ぶ25回目の優勝が決まりました。



  5月場所結びの一番。11勝3敗、序盤で落とした星が響いてしまった横綱日馬富士。観衆の注目は白鵬の全勝優勝を阻止する横綱の意地ではありましたが、優勝が決まって余裕のある白鵬にあっけなく寄り切られ、全勝優勝が決まりました。



  大横綱としての道を歩む白鵬。追随する力士との差はまだまだありそうです。弓取り式は日馬富士に代わる総ノ富士。

  さて最後に、今回は千秋楽という事で、TV中継も途中で終わってしまう表彰式をフォトチャンネルに纏めました。

大相撲千秋楽 表彰式


君が代斉唱
賜盃拝戴式
優勝旗授与式
内閣総理大臣賞授与式
(優勝力士インタビュー)
ブルガリア共和国優勝杯授与式
日仏友好杯授与式
ハンガリー国友好杯授与式
中日友好景泰藍杯授与式
モンゴル国総理大臣賞授与式
メキシコ合衆国友好楯授与式
アラブ首長国連邦友好杯授与式
NHK金杯授与式
東京都知事賞授与式
宮崎県知事賞授与式
福島県知事賞授与式
優勝額(毎日新聞社)授与式
東京新聞・東京中日スポーツ賞授与式
大分県椎茸農協賞授与式
福井県賞授与式
大関賞授与式
コカ・コーラ賞授与式
技能賞授与式(殊勲賞・敢闘賞は該当なし)
-日本相撲協会
-東京新聞・東京中日スポーツ
出世力士手打式
神送りの儀式
千穐万歳

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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韓国プロ野球2013 斗山vsロッテ6回戦

2013年06月03日 | スポーツ観戦記


  昨日に引き続き、今日も野球の話題です。といっても、日本のプロ野球ではなく韓国プロ野球の試合。釜山・社稷(サジク)スタジアムで行われた、斗山ベアーズと地元ロッテ・ジャイアンツの試合です。



  そういえば、宿泊していたホテルに斗山ベアーズも泊まっており、野球選手を大勢見かけました。

  韓国プロ野球は1982年(昭和57年)に1リーグ6球団でスタート。1995年(平成7年)には観客動員数が540万人となりましたが、その後人気が落ち込み、特にワールドカップの影響を受けた2002年には240万人を割り込むまで低迷しました。しかし、2005年頃から人気が回復し始めたそうで、オリンピックやWBCなども好材料となり、昨年はリーグ創設以来新記録となる710万人を動員。今シーズンから9球団に増え、再来年からは10球団となるそうです。



  ロッテ・ジャイアンツはプロ野球創設時から続く名門チーム。昨年からオリックスでプレーしているイ・デホ選手が在籍していたチームです。チームはずっと低迷していますが、釜山の野球ファンは熱狂的なことで知られているそうです。尤も、今シーズンは球団GMのやり方にファンが反発し、集客が伸び悩んでいるのだとか。実際、ここまでの平均観客動員数は、斗山が1位、ロッテは4位です。なお、上の写真はどこかで見たようなカモメですが、ロッテのマスコット、「ヌリ」というのだそうです。

 

  ロッテの本拠地である社稷スタジアムは1985年(昭和60年)開場、翌86年からロッテの本拠地となりました。竣工が1980年(昭和55年)なので、当時日本で最も新しかった球場である横浜スタジアムをモデルとして造られました。上の写真(左が社稷スタジアム、右が横浜スタジアム)を見比べると、円形の球場、逆三角の照明塔など、確かによく似ています。大きさ(カッコ内は横浜スタジアム)も両翼95m(94.2m)、中堅118m(117.7m)、フェンス高4.8m(5.0~5.3m)とほぼ同じです。収容人数は28,500人(30,234人)で、これは韓国プロ野球で本拠地として使用されている球場の中では最大です。



  この試合開始前時点で、斗山が22勝19敗1分の4位、ロッテが19勝20敗2分の5位です。前日は3vs8でロッテの勝利、いわば4位争いの三連戦となりました。試合開始は18:30。電光掲示板(写真上)ですが、日本では点数が確定するまで非表示ですが、韓国ではイニングの初めにゼロを表示しておきます。従って、上の写真表示は1回表攻撃中ということになります。



  この日はオールドユニフォームを着用しての試合だったようで、日本でも川崎時代のロッテをご存知の方には懐かしいユニフォームであろうと思います。ロッテの先発はイ・ジェゴン投手。変則的なサイドスローの投手で、制球が良いとは言えませんでしたが、6回にワンポイントで左のカン・ヨンシク投手に交替するまで、斗山打線を1安打(無安打だったかもしれません)に抑えました。



  一方、斗山の先発はノ・ギョンウン投手。



  1回裏。ロッテは2013年WBC代表でここまで打率3位の三番ソン・アソプ選手がセンター前にタイムリーを放ち、先制。

 

  しかし、その後は膠着状態が続きます。観戦の印象としては、内野の守備はまだ日本のプロ野球と差があるように感じました。ところで韓国の応援ですが、一塁側に地元ファン、三塁側にビジター・ファンが陣取るのは日本と同じです。しかし、大騒ぎするのは外野ではなく内野席。上の写真のように、ステージと大型スピーカーが設置され、応援団長がマイクを持って応援をリードしています。背中にV3とありますが、ロッテの優勝回数は確か過去2回(84年、92年)だった気がします。

 

  イニングの合間には、チアリーダーというよりダンサーがステージに登場し、セクシーなダンスを披露。野球より彼女達が目当てという人もいるようです。



  8回になると、観客にレジ袋のようなものが配布されます。これは、ゴミを球場外のゴミ箱に入れてくださいという球場美化の呼びかけらしいです。この袋が配られると、ファンはそれを膨らませて頭にかぶります。これがロッテ独特の応援方法になっているようです。この他、相手チームの投手が牽制球を投げると全員で「マー!」(釜山方言で「こらっ!」とか「何だ!」というような意味らしいですが、あまり品の良い言葉ではないようです)と叫ぶ、ファウルボウルを大人が取ると、これまた全員で「アズラ!」(「子供にやれ!」というような意味らしい)と叫ぶなど、日本とは違った応援風景も楽しいものでした。



  さて、8回裏にようやく試合が動きます。ロッテは3番のソン・アソプ選手が四球で出塁、4番のカン・ミンホ選手がレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、無死二・三塁とします。ここで、斗山は二番手のホン・サンサム投手に交替。



  しかし、続く5番のパク・チョンユン選手がセンター前に2点タイムリーヒットを放ち、0vs3。



  斗山はたまらず三番手、ヤクルトに在籍していた(2009年~10年)こともあるイ・ヘチョン投手に交替します。

 

  しかし、7回からチョン・デヒョン投手、8回からイ・ミョンウ投手とつないだロッテの投手リレーに抑えられ、そのままゲームセット。ロッテは昨日に続く連勝で、斗山とのゲーム差を1としました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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日本プロ野球2013 横浜vsロッテ1回戦

2013年06月02日 | スポーツ観戦記


  更新が遅くなってしまいましたが、5月25日、横浜スタジアムに横浜vsロッテ交流戦の観戦に行ってきました。



  この日は試合前に通算2,000本安打を達成した中村紀洋選手の表彰式が行われました。



  横浜の先発は、横浜の先発陣の中では最も安定している藤井投手。

 

  ところが、この日は制球が甘く、ロッテの三番今江選手に1回表いきなり2ラン・ホームランを浴びると、

 

  6番の荻野選手にもホームランを浴び、早々に3失点。



  一方のロッテ先発は横浜高校出身の成瀬投手。調べていませんが、横浜との交流戦で成瀬投手が投げることが多いような気がします。この成瀬投手に横浜は4回までパーフェクトに抑えられました。



  5回表。満塁から鈴木選手が押し出しの四球を選び、4点目。



  さらに江村選手が試合を決定づける走者一掃の二塁打を放ち、7vs0。先発藤井投手の出来が全てでした。

 

  5回裏。点差が開いたこともあり、横浜がようやく反撃。四番ブランコ選手がホームラン王争いを独走する21号ホームラン。これで打点も56、驚異的な数字です。

 

  さらに6番金城選手にもホームランが飛び出し、7vs2。

 

  6回裏。ランナー二塁、一塁から3番多村選手がタイムリーヒット。



  続くブランコ選手にもタイムリーが出て、これで7vs4。しかし、横浜はこの先を攻め切れませんでした。

 

  8回表。三番手の大原投手が2アウト二塁・一塁の場面を作ったところで、横浜は加賀投手に交替。この加賀投手が3番井口選手にタイムリーを打たれ、8vs4。遅蒔きながらの追撃ムードもこれで完全に潰えました。



  続く今江選手にもタイムリーが出て、結局9vs4でロッテの大勝。パ・リーグ首位を走る勢いを見せつけました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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2013年5月アクセスランキング

2013年06月01日 | 人気記事ランキング
  今年は早くも入梅とのことですが、幸い本日の横浜は薄曇の土曜日です。

  さて、2013年4月にアクセスの多かった記事、ベスト10です。

  YMSの記事が3ヶ月ぶりに首位返り咲き、関連のフォトチャンネルも10位にランクインしました。何故かは分かりませんが、5位の「エコノミーとエコロジーの語源」が6ヶ月連続のランクインです。

  2位の味覚さんは既に有名店ですが、わが家の近所にある鶴龍うどん製麺所さんへの注目度も高かったようです。実は少し痩せなければと思っているので、今後しばらくこうした話題は少し減るかも知れません(減らないかもしれません)。

  ローカルな三殿台遺跡がランクインしたのは少し意外でした。8位の「花時計植え替え、ステージイベント」は4年も前の記事になりますが、恐らくイベントに出場した団体様関連のアクセスではないかと思います。

1 第34回YMSを開催しました
2 味覚(西新橋)-刀削麺食べ歩き
3 バー・アクアリウム
4 鶴龍うどん製麺所
5 エコノミーとエコロジーの語源
6 三殿台遺跡
7 2013年4月アクセスランキング
8 花時計植え替え、ステージイベント
9 味処 なか野5-中洲に移転しました
10 ch245004 第34回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)

  5月はまた更新頻度が低かったので、6月は挽回したいと思います。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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