門外不出の名品がともに初来日! 「受胎告知」(ダ・ヴィンチ)と「牛乳を注ぐ女」(フェルメール)

ウフィツィ美術館の至宝、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が今年3月に来日することは既に知られていますが、今年秋にはフェルメールの傑作「牛乳を注ぐ女」が初めて日本で公開されます。つい先日にアナウンスがあったようです。



特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ - 天才の実像」
東京国立博物館(上野)
会期:3/20-6/17

2007年3月20日から、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「受胎告知」を中心とする特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」を、上野の東京国立博物館で開催します。この展覧会は2007年1月までイタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館で開催されている企画展を日本向けに再構成したものです。
本展では、イタリアが誇る至宝「受胎告知」をダ・ヴィンチの創造世界の始まりにすえ、手稿をもとに制作した模型や映像などを用いて、芸術と科学にわたる広範な試みの全てを紹介していきます。500年前に生きた一人の人間が成し遂げた偉大な精神活動の記録を余すところなく概観できる、これまでにない展覧会です。




「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」
国立新美術館(1/21開館 六本木)
会期:9/26-12/17

17世紀オランダ黄金時代に風俗画家として活躍したヨハネス・フェルメール(1632-75)。現存する30数点の中でも傑作中の傑作で、所蔵するオランダ国立美術館門外不出の作品である「牛乳を注ぐ女」が日本初公開となります。
当時、未曾有の経済的発展により富裕な市民階級が台頭したオランダでは、それまでの歴史画にかわり日常生活の情景を描いた風俗画が大いに流行した。本展では、ヤン・ステーンからゴッホに多大な影響を与えた19世紀のヨゼフ・イスラエルスまで、フェルメールの同作を中心に、油彩、水彩、版画、工芸品計110余点でオランダにおける風俗画の多様な展開を紹介します。


フェルメールの展覧会の詳細についてはまだ出ていないようですが、ダ・ヴィンチ展を含めた関連情報は、他の充実したWebサイト等をご参照下さい。ともかく非常に楽しみです。

*ダ・ヴィンチ関連
展覧会公式サイト
池上英洋の第弐研究室(展覧会監修者の池上先生のブログ。)
Leonardo Da Vinch(レオナルド・ダ・ヴィンチ専用ブログ。juliaさん運営。)

*フェルメール関連
BLUE HEAVEN(国内最大のフェルメールサイト。)
弐代目・青い日記帳「フェルメール『牛乳を注ぐ女』初来日!」(BLUE HEAVENのTakさんの記事です。)
東京新聞の本展覧会情報(ページ下方に載っています。)

「ダ・ヴィンチの遺言/池上英洋/河出書房新社」

「フェルメールの世界 - 17世紀オランダ風俗画家の軌跡/小林頼子/日本放送出版協会」
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