3月の展覧会・ギャラリーetc

長く寒かった冬ですが、どことなく春の息吹が感じられるようになってきたような気もします。3月中に見たい展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・「松井冬子展」 横浜美術館(~3/18)
・「RYUGU IS OVER!! ー竜宮美術旅館は終わります」 竜宮美術旅館(~3/18)
・「都の遊び 王朝の美」 そごう美術館(~3/20)
・「聖徳太子1390年御遠忌記念 法隆寺展」 日本橋高島屋8階ホール(~3/20)
・「六本木アートナイト2012」 六本木ヒルズ周辺一帯(3/24~25)
・「大阪市立東洋陶磁美術館コレクション 悠久の光彩 東洋陶磁の美展」 サントリー美術館(~4/1)
・「第31回 損保ジャパン美術財団 選抜奨励展」 損保ジャパン東郷青児美術館(~4/1)
・「メグロアドレス 都会に生きる作家」 目黒区美術館(~4/1)
・「第15回 岡本太郎現代芸術賞展」 川崎市岡本太郎美術館(~4/8)
・「虎屋のお雛様」 根津美術館(~4/8)
・「田中敦子展/靉嘔 - ふたたび虹のかなたに」 東京都現代美術館(~5/6)
 #講演会:「現代泡沫論」 講師:秋山祐徳太子(美術家)、赤瀬川原平(画家・作家)、山下裕二(美術史家) 3/10 15:00~ 13:30より整理券配布。定員200名。
 #ライブ:「河合政之with浜崎亮太」 3/24 18:00~ 先着200名、要観覧券。
 #サンデー・プロジェクト「靉嘔によるワーク・イン・プログレス」 毎週日曜、13:00~
・「ザ・タワー~都市と塔のものがたり」 江戸東京博物館(~5/6)
・「ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガーー力が生まれるところ」 水戸芸術館(~5/6)
・「三都画家くらべ 京、大坂をみて江戸を知る」 府中市美術館(3/17~5/6)
 #前期(3/17-4/15)、後期(4/17-5/6)で展示替えあり→出品リスト(PDF)
・「ユベール・ロベール-時間の庭」 国立西洋美術館(3/6~5/20)
 #講演会:「ルソーにおける自然と庭園」 講師:永見文雄(中央大学教授) 3/31 14:00~ 先着140名、12時より整理券配布、要観覧券。
・「小川芋銭展―震災後の眼で、いま」 茨城県立近代美術館(3/17~5/20)
 #講演会:「小川芋銭のいた場所」 講師:村田隆志(大阪国際大学専任講師) 3/24 13:30~ 定員250名、無料。
・「桜・さくら・SAKURA 2012」 山種美術館(3/31~5/20)
・「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」 森美術館(~5/27)
・「ボストン美術館 日本美術の至宝」 東京国立博物館(3/20~6/10)
・「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」 Bunkamuraザ・ミュージアム(3/31~6/10)
・「インカ帝国展」 国立科学博物館(3/10~6/24)
 #講演会:「考古学から見たインカ」 講師:島田泉(本展監修者) 3/10 13:30~ 先着100名、要観覧券。
・「杉本博司 ハダカから被服へ」 原美術館(3/31~7/1)

ギャラリー

・「東恩納裕 After the Picnic」 VOLCANOISE(~3/11)
・「田中麻記子 透明の気配」 ZEIT-FOTO SALON(~3/24)
・「第6回shiseido art egg 入江早耶」 資生堂ギャラリー(~3/25)
・「川久保ジョイ From dawn to dusk」 新宿高島屋美術画廊(3/14~3/26)
・「平子雄一 庭先メモリーズ」 INAX GALLERY 2(~3/28)
・「泉太郎キュレーション展:有袋類|Marsupials」 TALION GALLERY(~3/31)
・「梅沢和木:大地と水と無主物コア」 CASHI(~3/31)
・「田中秀和:Chaospective」 児玉画廊東京(~4/7)
・「蠱惑~巧術其之参」 スパイラルガーデン(3/30~4/8)
・「塩田千春:存在のあり方」 ケンジタキギャラリー(3/8~4/21)
・「志水児王:Elements」 MISA SHIN GALLERY(3/16~4/28)

さて今月は今年の日本美術展の目玉の一つとなりうるような展覧会が始まります。

それがもちろん言うまでもなく東京国立博物館で開催される「ボストン美術館 日本美術の至宝」展です。



「ボストン美術館 日本美術の至宝」 東京国立博物館(3/20~6/10)

ともかく修復後初公開となる「雲龍図」のチラシの迫力に圧倒された方も多いかもしれません。ボストン美術館の日本美術品が約20年ぶりに国内で展示されるというまたとない機会です。既に出品リストも発表されました。待ちに待っている方も多いのではないでしょうか。

また以前、記者発表会に参加した際の記事もブログにまとめてあります。こちらもあわせてごらんください。

「ボストン美術館 日本美術の至宝展」記者発表会

さて日本美術関連では毎度の江戸絵画シリーズに定評のある府中市美術館でも興味深い展覧会がはじまります。



「三都画家くらべ 京、大坂をみて江戸を知る」 府中市美術館(3/17~5/6)

こちらもリストが公開されましたが、個人蔵も多く、今回を見逃すと次に何時出会えるか分からないような作品ばかりです。また途中、一度の大きな展示替えも挟みます。(出品リスト)前後期欠かさず見るつもりです。

なおさらにも一点、日本美術では茨城県立近代美術館で開催される通称「河童の芋銭」こと、小川芋銭の回顧展も注目すべきではないでしょうか。


小川芋銭「涼気流」(茨城県近代美術館)

「小川芋銭展―震災後の眼で、いま」 茨城県立近代美術館(3/17~5/20)

タイトルにあえて震災の文言を盛り込み、芋銭を通して、自然と人間との関係を見直そうとする展覧会です。また意外にもご当地の絵師ながら、同館では初の回顧展でもあります。まだ未定ですが、出来れば水戸芸術館とあわせて見に行きたいです。

また震災と言えば、昨年中止された六本木アートナイトが3月24日、25日に開催されます。

「六本木アートナイト2012」 六本木ヒルズ周辺一帯(3/24~25)

草間彌生をゲスト作家に迎え、24日の土曜から深夜、そして翌日まで、六本木一帯で様々なイベントが繰り広げられるアートの祝祭です。コアタイムとなる日没後以降、六本木へと繰り出したいと思います。

それでは今月も宜しくお願いします。
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