都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「石の教会 内村鑑三記念堂」
先日出かけた軽井沢。ニューアートミュージアムやセゾン現代美術館の展示の他に、建築としても見逃せないスポットがあると聞き、立ち寄ったのは「石の教会 内村鑑三記念堂」。言うまでもなくキリスト教思想家の内村鑑三の教えを体現すべく造られた教会です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8c/a74c6fa5d24a609ce1f3b666f9cb9be2.jpg)
場所はホテルブレストンコートの敷地内。休日ということもあり、結婚式をあげている方も多くおられます。もちろんその間は見学することは叶いませんが、挙式と挙式の合間であれば内部も入ることが可能です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/db/263fbed95caa48fdf038f2af743c3de8.jpg)
エントランスからして独特の曲線が全面に。教会への道も当然ながら石造り。下る道を進むと石の教会が見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/73/d77669021bfe1d361063477cd4c3d202.jpg)
こちらは遠景です。ちょうど結婚式を終えて出て来られた方が。それにしてもいわゆる教会らしからぬ異様な気配です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a1/f6fd486aaf3a9f9c87d7f8290b46e34d.jpg)
さらに深い森を進むと教会のすぐそばへ。石が堆く積み上げられる様はまるで要塞のようではありませんか。ともかく上部の石のアーチが強い個性を放っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/26/71d97293bb1845932151f8ccfaaaba2c.jpg)
見学者の入口です。入ると言うよりも潜り込むような印象。礼拝堂は撮影禁止ですが、それ以外の廊下や屋根の部分はOK。中は内村鑑三の記念館としても利用されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/e6/49f4eb6a564c6479534ce219c6d7fa49.jpg)
廊下はまるで西洋のお城の中のようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/b8/ee7aae1a6ba2ef6ea2869cb21f26c0f7.jpg)
そして上を見上げると、石にはめ込まれたガラス窓が点々と連なっている。自然光が柔らかく差し込んできます。ちなみにこれは石が男性を、ガラスが女性を表しているとか。そしてそれらが合わせ重なることで、ともに支えあう人生を象徴しているのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/ae/c22e1f23b8da274dbdeb5478a21a7a69.jpg)
さてちょうど式が終わったので礼拝堂から今度は表へ。こちらからもう一度教会の全景を。
有機的とも受け取れるようなフォルム。アーチの連続がリズムも生み出します。それにしてもやはり全体を支配するのは石の重厚な存在感です。華麗な装飾を一切排してのプリミティブなまでの造形。それでいてデザインとしての新しさも感じられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/19/88becd24af2a65c9e577d2a4655f008f.jpg)
内村鑑三が残した「無教会」という言葉。それは教会は信仰や制度がなくとも、祈りたい人が自由に集う場所であるべきだという考えだそうです。また「天然の中に神の意思がある」として、ここ軽井沢の自然も愛していたとか。森に寄り添い、また溶け込んでいた石の教会。深く心にとまる建物でした。
「石の教会・内村鑑三記念堂」
住所:長野県北佐久郡軽井沢町星野
電話:0267-45-2288
時間:9:00~18:00(挙式時以外は見学自由)
無料、無休
交通:上信越自動車道碓氷軽井沢ICより20分。無料駐車場あり。JR長野新幹線軽井沢駅から無料シャトルバスで15分。
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場所はホテルブレストンコートの敷地内。休日ということもあり、結婚式をあげている方も多くおられます。もちろんその間は見学することは叶いませんが、挙式と挙式の合間であれば内部も入ることが可能です。
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エントランスからして独特の曲線が全面に。教会への道も当然ながら石造り。下る道を進むと石の教会が見えてきました。
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こちらは遠景です。ちょうど結婚式を終えて出て来られた方が。それにしてもいわゆる教会らしからぬ異様な気配です。
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さらに深い森を進むと教会のすぐそばへ。石が堆く積み上げられる様はまるで要塞のようではありませんか。ともかく上部の石のアーチが強い個性を放っています。
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見学者の入口です。入ると言うよりも潜り込むような印象。礼拝堂は撮影禁止ですが、それ以外の廊下や屋根の部分はOK。中は内村鑑三の記念館としても利用されています。
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廊下はまるで西洋のお城の中のようでした。
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そして上を見上げると、石にはめ込まれたガラス窓が点々と連なっている。自然光が柔らかく差し込んできます。ちなみにこれは石が男性を、ガラスが女性を表しているとか。そしてそれらが合わせ重なることで、ともに支えあう人生を象徴しているのだそうです。
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さてちょうど式が終わったので礼拝堂から今度は表へ。こちらからもう一度教会の全景を。
有機的とも受け取れるようなフォルム。アーチの連続がリズムも生み出します。それにしてもやはり全体を支配するのは石の重厚な存在感です。華麗な装飾を一切排してのプリミティブなまでの造形。それでいてデザインとしての新しさも感じられます。
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内村鑑三が残した「無教会」という言葉。それは教会は信仰や制度がなくとも、祈りたい人が自由に集う場所であるべきだという考えだそうです。また「天然の中に神の意思がある」として、ここ軽井沢の自然も愛していたとか。森に寄り添い、また溶け込んでいた石の教会。深く心にとまる建物でした。
「石の教会・内村鑑三記念堂」
住所:長野県北佐久郡軽井沢町星野
電話:0267-45-2288
時間:9:00~18:00(挙式時以外は見学自由)
無料、無休
交通:上信越自動車道碓氷軽井沢ICより20分。無料駐車場あり。JR長野新幹線軽井沢駅から無料シャトルバスで15分。
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