「引込線 2013」(所沢ビエンナーレ)が開催されます

所沢市内を舞台に2008年以降、2009年、2011年と開催されてきた「所沢ビエンナーレ 引込線」。



今年は名称をシンプルに「引込線 2013」へと変更。8月31日(土)から旧所沢市立第2給食センターにて開催されます。

私もプレ展から毎回欠かさず見に行っている展覧会。会場は前回に引き続いて旧所沢市立第2給食センター。最寄の航空公園駅から約2.5キロとややアクセスに難もありますが、ともかくかつての給食センターの設備も残る空間は極めて特異。プレ展の車両工場跡地を彷彿させるような強い場所性がありました。



というわけで勝手に応援。こちらでも概要をまとめておきます。

名称:「引込線 2013」
会期:2013年8月31日(土)~9月23日(月・祝) *会期中無休
時間:10:00~17:00
会場:旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉県所沢市中富1862-1
交通:西武新宿線航空公園駅東口より徒歩40分。航空公園駅東口より1番乗り場「西武バス航空公園駅」より所20-3系統「並木通り団地行き」または、新所03系統「新所沢駅東口行き」に乗り「並木通り団地入口」下車。バス停から約400m。
料金:無料

また参加アーティストとカタログの執筆者は以下の通り。

参加アーティスト(計17名):伊藤誠、遠藤利克、荻野僚介、利部志穂、倉重光則、末永史尚、鷹野隆大、戸谷成雄、冨井大裕、登山博文、豊嶋康子、中山正樹、前野智彦、眞島竜男、益永梢子、水谷一、箕輪亜希子

参加論考執筆者(計14名):阿部真弓、荒川徹、石川卓磨、石崎尚、井上康彦、沢山遼、高嶋晋一、中井悠、野田吉郎、桝田倫広、松浦寿夫、峯村敏明、森啓輔、米田尚輝

今年は作家の人選を軌道修正、またカタログの執筆者も若手批評家に一新したそうです。



さて「引込線 2013」の構成は3つ。

1.給食センターとして活用されていた建物を会場とする展覧会
2.会期中に執筆陣、アーティストの恊働で行われる「ゼミナール給食センター」
3.展覧会後に発行する論文集を兼ねたカタログ所沢ビエンナーレ


1と3は前回と同様、2の「ゼミナール給食センター」は今回の新設です。会場内のイベントルームにて作家と執筆家が様々なトークセッションを行うイベントが催されるとか。なおその他レクチャー、またシンポジウムなどについては今後、随時公式ウェブサイトで発表されるそうです。

その公式サイトも既にオープン。概要、参加者、またカタログなどについての情報も記載されています。要チェック!

「美術作家と批評家による第四回自主企画展 引込線 2013」公式WEBサイト/プレスリリース(PDF)

また駅からのアクセスについても詳細が。私は前回は行きを航空公園駅からの徒歩(30分以上かかります。)、帰りはバス便(本数は毎時3~4本程度。)を利用しましたが、バス停から会場までもそこそこ距離があります。

台数限定ながら駐車スペースもあるようです。(前回展の時も車で来場されていた方を見かけました。)ともかく夏の暑い時期、車を利用するのも手かもしれません。



注意事項には「本展覧会では使われていなかった工場を作家達の手で整備し、会場として使用しています。美術館と違って不便な点も多々ありますが、作家達による手作りの表現空間を楽しんで頂ければと思います。」という記載も。そしてその手作りの空間こそ、「引込線」の醍醐味でもあります。

「引込線 2013」。会場が前回の2つから1つ。そして何よりも出品作家がかなり入れ替わりました。各種イベントやトークなどでどう発信するのか。装いも新たにまた変化する「引込線」。今年も期待しましょう!



「引込線 2013」 旧所沢市立第2学校給食センター
会期:2013年8月31日(土)~9月23日(月・祝) *会期中無休
時間:10:00~17:00
会場:旧所沢市立第2学校給食センター
住所:埼玉県所沢市中富1862-1
料金:無料
主催:引込線 2013 実行委員会
助成:朝日新聞文化財団、花王芸術・科学文化財団、野村財団、武蔵野美術大学
協賛:コエドブルワリー
後援:所沢市、所沢市教育委員会、日本大学藝術学部

注)写真は全て前回の「所沢ビエンナーレ 引込線 2011」(会場:旧所沢市立第2学校給食センター)のものです。
「所沢ビエンナーレ引込線 2011」 所沢市生涯学習推進センター(第一会場)
「所沢ビエンナーレ引込線 2011」 旧所沢市立第2学校給食センター(第二会場)
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