ファインバーグ・コレクション展の後期展示がスタートします

江戸東京博物館で開催中の「ファインバーグ・コレクション 江戸絵画の奇跡」展。


「ファインバーグ・コレクション展」@江戸東京博物館(プレビュー記事)

アメリカの実業家、ロバート&ベッツィーファインバーグ夫妻の蒐集した江戸絵画群。琳派、文人、円山四条派、そして奇想に浮世絵と幅広いコレクションが揃っています。


「ファインバーグ・コレクション展」会場風景

既に会期も半ば。一度見たという方も多いかもしれませんが、やはり押さえておきたいのは展示替え作品がかなりあるということ。

[ファインバーグ・コレクション展出品リスト](PDF)
前期:5月21日~6月16日
後期:6月18日~7月15日


上記リストを見ても明らなように、前後期あわせて90点余のうち、25点弱ほどの作品が入れ替わります。

後期開始日は6月18日(火)。例えば抱一では「宇津の細道図屏風」から「柿に目白図」、また其一では「大江山図」から「松島図小襖」へ。さらに明治期の画家では鈴木松年から竹内栖鳳にバトンタッチも。その他、雪佳、大雅、また盧雪などもいくつか入れ替わります。


谷文晁「秋夜名月図」江戸時代/文化14(1817)年

またコレクションの印象として特に文人画と浮世絵に優品が多い印象が。一推しは谷文晁の傑作「秋夜名月図」。このどこか儚気でまた趣き深い様子と言ったら比類がありません。こちらは通期展示です。


酒井抱一「十二ヶ月花鳥図」江戸時代/19世紀

また通期と言えば、抱一の「十二ヶ月花鳥図」を12幅全て前後期で楽しめるのもポイント。惜しげもなく一挙に公開されています。


「ファインバーグ・コレクション展」グッズ各種。抱一の「十二ヶ月花鳥図」大判はがき12枚セットは買い!

幸いなことに会場は比較的余裕があるそうです。江戸絵画の百花繚乱。もちろん私も再度、両国へ行くつもりです。


「ファインバーグ・コレクション展」書籍販売コーナー

ファインバーグ・コレクション展は7月15日まで開催されています。

「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」 江戸東京博物館@edohakugibochan
会期:5月21日(火)~7月15日(日)
休館:月曜日。但し7月15日は開館。
時間:9:30~17:30  *毎週土曜日は19:30まで。 
料金:一般1300(1040)円、大学・専門学校生1040(830)円、小・中・高校生・65歳以上650(520)円
 *( )内は20名以上の団体料金。常設展との共通券あり。
場所:墨田区横網1-4-1
交通:JR総武線両国駅西口徒歩3分、都営地下鉄大江戸線両国駅A4出口徒歩1分。

注)写真は報道内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。また掲載作品は全てファインバーグ・コレクションです。
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