4月の展覧会・ギャラリーetc

関東はここ数日で一気に暖かくなり、桜も一斉に咲き始めました。早くも都内では満開だそうです。今週末は最後のお花見という方も多いのではないでしょうか。

4月に開催される展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・「動物絵画の250年」 府中市美術館(~5/5)
・「日常事変」 川口市立アートギャラリー・アトリア(~5/10)
・「富山県立近代美術館コレクションから ピカソと20世紀美術」 東京ステーションギャラリー(~5/17)
・「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」 東京藝術大学大学美術館(4/4~5/17)
・「没後100年 小林清親展」 練馬区立美術館(4/5~5/17)
・「生誕110年 片岡球子展」 東京国立近代美術館(4/7~5/17)
・「燕子花と紅白梅ー光琳デザインの秘密」 根津美術館(4/18~5/17)
・「イメージの魔術師と呼ばれた絵本作家 エロール・ル・カインの魔術展」 そごう美術館(4/25~5/17)
・「リニューアルオープン記念展:private, privateーわたしをひらくコレクション」 埼玉県立近代美術館(4/11~5/24)
・「石田尚志 渦まく光 Billowing Light」 横浜美術館(~5/31)
・「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」 東京国立博物館(4/28~6/7)
・「平成大修理記念 日向薬師ー秘仏鉈彫本尊開帳」 神奈川県立金沢文庫(4/24~6/14)
・「愛される民藝のかたちー館長 深澤直人がえらぶ」 日本民藝館(3/31~6/21)
・「鎌倉からはじまった。1951-2016 PART1:1985-2016」 神奈川県立近代美術館鎌倉(4/11~6/21)
・「ルオーとフォーヴの陶磁器」 パナソニック汐留ミュージアム(4/11~6/21)
・「松園と華麗なる女性画家たち」 山種美術館(4/18~6/21)
・「日本の妖美 橘小夢展~幻の作品を初公開」 弥生美術館(4/3~6/28)
・「開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展」 千葉市美術館(4/10~6/28)
・「他人の時間/山口小夜子 未来を着る人」 東京都現代美術館(4/11~6/28)
・「高橋コレクション展」 東京オペラシティ アートギャラリー(4/18~6/28)
・「大英博物館展ー100のモノが語る世界の歴史」 東京都美術館(4/18~6/28)
・「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語」 損保ジャパン日本興亜美術館(4/18~6/28)
・「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」 東京都庭園美術館(4/25~6/30)
・「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」 森美術館(4/25~7/5)
・「あの歌麿が帰ってきた!ー『深川の雪』再公開」 岡田美術館(4/3~8/31)
・「セザンヌー近代絵画の父になるまで」 ポーラ美術館(4/4~9/27)

ギャラリー

・「山本晶ーjump」 アートフロントギャラリー(4/3~4/26)
・「ポーラミュージアムアネックス展2015(後期)」 ポーラミュージアムアネックス(4/7~4/26)
・「加納俊輔 Cool Breeze On The Rocks」 Maki Fine Arts(4/4~5/2)
・「TWS-Emerging 2015 第1期 長田堅二郎・大山紗智子・村上賀子」 トーキョーワンダーサイト渋谷(4/11~5/10)
・「資本空間ースリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸 vol.1豊嶋康子」 ギャラリーαM(4/11~5/16)
・「クリエイションの未来展 第3回隈研吾監修 岡博大展」 LIXILギャラリー(~5/23)
・「和田真由子 ハムレット」 児玉画廊東京(4/11~5/23)
・「椿会2015 初心」 資生堂ギャラリー(4/4~5/24)
・「藤本壮介展 未来の未来」 TOTOギャラリー・間(4/17~6/13)

新年度、切り替えの時期です。展覧会も目白押しです。

まずは2年間にも及ぶ改修工事を終えた埼玉県立近代美術館です。オープン記念展の「private, private―わたしをひらくコレクション」が開催されます。



「リニューアルオープン記念展:private, privateーわたしをひらくコレクション」@埼玉県立近代美術館(4/11~5/24)

所蔵品によるコレクション展、通常とは異なり、比較的広い企画展示室を用いての展示です。奥の深い埼近美のコレクションを一気に楽しめるチャンスではないでしょうか。

オープンにあわせて「もますまつり」と題した記念イベントも行われるそうです。そちらにあわせて出かけても良いかもしれません。

「リニューアルオープン記念イベント もますまつり」@埼玉県立近代美術館

同じく施設改修のため3ヶ月ほど休館していた森美術館がこの4月に再始動します。



「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」@森美術館(4/25~7/5)
「六本木アートナイト2015」@六本木ヒルズ、東京ミッドタウンほか、六本木一帯(4/25~4/26)


オープン初日はちょうど恒例の「六本木アートナイト」の開催日です。年々、人出が増している感のあるアートナイト、今年も多くの方で賑わうのではないでしょうか。

千葉市美術館が開館20周年を迎えました。それを記念しての展覧会です。「歴代館長が選ぶ 所蔵名品展」が始まります。



「千葉市美術館開館20周年記念 歴代館長が選ぶ 所蔵名品展」@千葉市美術館(前期:4/10~5/10、後期:5/19~6/28)

こちらも埼近美同様のコレクション展、前後期で展示内容が異なるそうです。定評のある浮世絵や江戸絵画のみならず、現代美術にも意外な作品が多い千葉市美術館のコレクション。ひょっとすると普段あまり出ない作品がお目見えするかもしれません。ともに追いかけたいと思います。

美術館・博物館情報フリーマガジンの「ミュージアムカフェマガジン」が最新4月号をもって休刊します。


ミュージアムカフェマガジン4月号 特集「やきものに蘇る、フォーヴィズムの輝き」

2013年10月、第1号の仏頭展特集よりほぼ毎月、展覧会とタイアップしながら、独自の切り口や読み物で楽しませてくれたフリーマガジン。鑑賞の参考になったことも少なくありません。


ミュージアムカフェマガジンVol.15 辛酸なめ子「ホイッスラーのモテアート」

例えば最近のホイッスラー展です。辛酸なめ子さんの「ホイッスラーのモテアート」、展覧会ではなかなか読み取りにくいホイッスラーの人となりなどを分かりやすく伝えてくれました。モテアートがなければ展覧会にあれほど関心が持てなかったような気さえします。

また今年の2月にはマガジン主催初のトークイベントもあったばかり。巻末の展覧会カレンダーにもよくお世話になりました。

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

率直なところかなり残念ですが、あくまでも休刊です。その言葉を信じて、いつかはマガジンが復刊することに期待したいと思います。

それでは4月も宜しくお願いします。
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