都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2017年6月に見たい展覧会
6月中に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・「京都のみやびとモダン」 群馬県立館林美術館(~6/25)
・「エリック・カール展」 世田谷美術館(~7/2)
・「はじめての古美術鑑賞ー紙の装飾」 根津美術館(~7/2)
・「開館記念展 未来への狼火」 太田市美術館(~7/17)
・「ダヤニータ・シンーインドの大きな家の美術館」 東京都写真美術館(~7/17)
・「神の宝の玉手箱」 サントリー美術館(~7/17)
・「水墨の風ー長谷川等伯と雪舟」 出光美術館(6/10~7/17)
・「クエイ兄弟ーファントム・ミュージアム」 渋谷区立松濤美術館(6/6~7/23)
・「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」 千葉市美術館(6/7~7/30)
・「リアル(写実)のゆくえー高橋由一・岸田劉生、そして現代につなぐもの」 足利市立美術館(6/17~7/30)
・「名刀礼賛 もののふ達の美学」 泉屋博古館分館(~8/4)
・「世界報道写真展2017」 東京都写真美術館(6/10~8/6)
・「川端龍子ー超ド級の日本画」 山種美術館(6/24〜8/20)
・「アート・スコープ2015ー2017 漂泊する想像力」 原美術館(~8/27)
・「ジャコメッティ展」 国立新美術館(6/14~9/4)
・「レオナルド×ミケランジェロ展」 三菱一号館美術館(6/17~9/24)
・「アルチンボルド展」 国立西洋美術館(6/20~9/24)
・「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」 21_21 DESIGN SIGHT(6/23~10/1)
ギャラリー
・「菅木志雄ー分けられた指空性」 小山登美夫ギャラリー(~6/10)
・「ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(~6/24)
・「大庭大介個展」 SCAI THE BATHHOUSE(~6/24)
・「ルイジ・ギッリ Works from the 1970s」 タカ・イシイギャラリー 東京(~6/24)
・「第11回 shiseido art egg 吉田志穂展」 資生堂ギャラリー(6/2~6/25)
・「鏡と穴ー彫刻と写真の界面 vol.2 澤田育久」 ギャラリーαM(~7/1)
・「ShugoArts Show」 シュウゴアーツ(6/3~7/8)
・「田原桂一 Les Sens」 POLA MUSEUM ANNEX(6/9~7/9)
・「マーリア・ヴィルッカラ個展」 アートフロントギャラリー(6/9~7/9)
・「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」 シャネル・ネクサス・ホール(6/22~7/23)
・「武田五一の建築標本」 LIXILギャラリー(6/8~8/26)
さて今月も上野や六本木などで大型の展覧会が控えていますが、まず期待しているのが国立西洋美術館です。ハプスブルグの宮廷画家として活動したアルチンボルドの回顧展が開催されます。
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「アルチンボルド展」@国立西洋美術館(6/20~9/24)
私がアルチンボルドを初めて知ったのは文化村のだまし絵展でした。植物や魚などを組み合わせた寓意的な肖像画は見るも鮮烈。強い印象を与えられたものでした。
今回はアルチンボルドだけで10点。中でも連作「四季」の4点が日本で初めて公開されます。さらに素描のほか、先行したレオナルド派、ないしハプスブルク家が蒐集した美術工芸品などを交え、計100点の作品でアルチンボルド芸術を俯瞰する内容となります。
約12年ぶりの本格的な回顧展です。今年で没後50年を迎えた日本画家、川端龍子展が山種美術館ではじまります。
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「川端龍子ー超ド級の日本画」@山種美術館(6/24〜8/20)
出展は全60点です。初期作から「鳴門」などの代表作を網羅して画業を辿ります。中でも注目は「香炉峰」です。全長7メートルの大画面に中国上空を飛ぶ戦闘機を何故か透明に描いています。自身の搭乗経験を基にした、いわゆる戦争記録画の一種ですが、ともかく奇抜です。これぞ「超ド級」ということでしょうか。
力強い「自画像」に心奪われました。近代の洋画家、椿貞雄の展覧会が千葉市美術館で開催されます。
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「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」@千葉市美術館(6/7~7/30)
山形の米沢に生まれた椿は、上京後、岸田劉生に師事し、白樺派の影響も受けながら、画家として活動しました。また30歳の時に船橋市の小学校の教員となり、以降、遊学や疎開を除いて、船橋の地に住み続けました。いわば千葉ゆかりの画家でもあります。
今年4月、群馬県太田市に太田市美術館がオープンしました。
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「開館記念展 未来への狼火」@太田市美術館(~7/17)
現在は開館を記念した「未来への狼火」が開催中です。また太田市の近隣では、足利市立美術館の「リアルのゆくえ」や、群馬県館林美術館で「京都のみやびとモダン」も行われています。開館からは少し経ってしまいましたが、タイミングを見計らって回ってくる予定です。
「京都のみやびとモダン」@群馬県立館林美術館(~6/25)
「リアル(写実)のゆくえー高橋由一・岸田劉生、そして現代につなぐもの」@足利市立美術館(6/17~7/30)
【レポート】群馬の新名所「太田市美術館・図書館」がオープン:T-SITE
それでは今月もよろしくお願いします。
展覧会
・「京都のみやびとモダン」 群馬県立館林美術館(~6/25)
・「エリック・カール展」 世田谷美術館(~7/2)
・「はじめての古美術鑑賞ー紙の装飾」 根津美術館(~7/2)
・「開館記念展 未来への狼火」 太田市美術館(~7/17)
・「ダヤニータ・シンーインドの大きな家の美術館」 東京都写真美術館(~7/17)
・「神の宝の玉手箱」 サントリー美術館(~7/17)
・「水墨の風ー長谷川等伯と雪舟」 出光美術館(6/10~7/17)
・「クエイ兄弟ーファントム・ミュージアム」 渋谷区立松濤美術館(6/6~7/23)
・「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」 千葉市美術館(6/7~7/30)
・「リアル(写実)のゆくえー高橋由一・岸田劉生、そして現代につなぐもの」 足利市立美術館(6/17~7/30)
・「名刀礼賛 もののふ達の美学」 泉屋博古館分館(~8/4)
・「世界報道写真展2017」 東京都写真美術館(6/10~8/6)
・「川端龍子ー超ド級の日本画」 山種美術館(6/24〜8/20)
・「アート・スコープ2015ー2017 漂泊する想像力」 原美術館(~8/27)
・「ジャコメッティ展」 国立新美術館(6/14~9/4)
・「レオナルド×ミケランジェロ展」 三菱一号館美術館(6/17~9/24)
・「アルチンボルド展」 国立西洋美術館(6/20~9/24)
・「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」 21_21 DESIGN SIGHT(6/23~10/1)
ギャラリー
・「菅木志雄ー分けられた指空性」 小山登美夫ギャラリー(~6/10)
・「ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(~6/24)
・「大庭大介個展」 SCAI THE BATHHOUSE(~6/24)
・「ルイジ・ギッリ Works from the 1970s」 タカ・イシイギャラリー 東京(~6/24)
・「第11回 shiseido art egg 吉田志穂展」 資生堂ギャラリー(6/2~6/25)
・「鏡と穴ー彫刻と写真の界面 vol.2 澤田育久」 ギャラリーαM(~7/1)
・「ShugoArts Show」 シュウゴアーツ(6/3~7/8)
・「田原桂一 Les Sens」 POLA MUSEUM ANNEX(6/9~7/9)
・「マーリア・ヴィルッカラ個展」 アートフロントギャラリー(6/9~7/9)
・「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」 シャネル・ネクサス・ホール(6/22~7/23)
・「武田五一の建築標本」 LIXILギャラリー(6/8~8/26)
さて今月も上野や六本木などで大型の展覧会が控えていますが、まず期待しているのが国立西洋美術館です。ハプスブルグの宮廷画家として活動したアルチンボルドの回顧展が開催されます。
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「アルチンボルド展」@国立西洋美術館(6/20~9/24)
私がアルチンボルドを初めて知ったのは文化村のだまし絵展でした。植物や魚などを組み合わせた寓意的な肖像画は見るも鮮烈。強い印象を与えられたものでした。
今回はアルチンボルドだけで10点。中でも連作「四季」の4点が日本で初めて公開されます。さらに素描のほか、先行したレオナルド派、ないしハプスブルク家が蒐集した美術工芸品などを交え、計100点の作品でアルチンボルド芸術を俯瞰する内容となります。
約12年ぶりの本格的な回顧展です。今年で没後50年を迎えた日本画家、川端龍子展が山種美術館ではじまります。
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「川端龍子ー超ド級の日本画」@山種美術館(6/24〜8/20)
展覧会「川端龍子 ―超ド級の日本画―」山種美術館で、横幅7.2m超の大作含む代表作約60点を展示 - https://t.co/UIR2VvOqXi pic.twitter.com/zmAltkQloH
— Fashion Press (@fashionpressnet) 2017年5月20日
出展は全60点です。初期作から「鳴門」などの代表作を網羅して画業を辿ります。中でも注目は「香炉峰」です。全長7メートルの大画面に中国上空を飛ぶ戦闘機を何故か透明に描いています。自身の搭乗経験を基にした、いわゆる戦争記録画の一種ですが、ともかく奇抜です。これぞ「超ド級」ということでしょうか。
力強い「自画像」に心奪われました。近代の洋画家、椿貞雄の展覧会が千葉市美術館で開催されます。
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「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」@千葉市美術館(6/7~7/30)
6/7から開催する「歿後60年 椿貞雄展」の展示作業が始まりました。作品も出始めています!(´-`).。oO(おや、あれは劉生?千葉市美で油絵が展示されるのは久々ですねぇ) pic.twitter.com/CUILpG90ER
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) 2017年6月1日
山形の米沢に生まれた椿は、上京後、岸田劉生に師事し、白樺派の影響も受けながら、画家として活動しました。また30歳の時に船橋市の小学校の教員となり、以降、遊学や疎開を除いて、船橋の地に住み続けました。いわば千葉ゆかりの画家でもあります。
今年4月、群馬県太田市に太田市美術館がオープンしました。
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「開館記念展 未来への狼火」@太田市美術館(~7/17)
現在は開館を記念した「未来への狼火」が開催中です。また太田市の近隣では、足利市立美術館の「リアルのゆくえ」や、群馬県館林美術館で「京都のみやびとモダン」も行われています。開館からは少し経ってしまいましたが、タイミングを見計らって回ってくる予定です。
「京都のみやびとモダン」@群馬県立館林美術館(~6/25)
「リアル(写実)のゆくえー高橋由一・岸田劉生、そして現代につなぐもの」@足利市立美術館(6/17~7/30)
現在当館では開館記念展にあわせ展示室以外の館内各所にも作品を展示しています。昨日展示したばかりの、淺井裕介さんの作品もそのひとつ。ワークショップで使ったマスキングテープを再構成した作品。このほか、映像作家の林勇気さん、美術家の片山真理さんの作品も。ぜひ館内を散策してみてください。 pic.twitter.com/y4gLmlTDe8
— 太田市美術館・図書館 (@obt_pr) 2017年5月20日
【レポート】群馬の新名所「太田市美術館・図書館」がオープン:T-SITE
それでは今月もよろしくお願いします。
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